国民に皇太子夫妻から年賀状−総数1000万通超?

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昨年の正月に遅配が問題となった年賀状配達だが,民営化初年度の今年は,事前のPRも奏功して順調に進んでいる。

そんな中,相当数の家庭に,皇太子殿下・妃殿下による直筆の年賀状が届いており,日本中に感激と動揺が広がっている。



千葉県松戸市の無職,坂口栄さん(68)に届いたのは,直立する殿下と椅子に着席された妃殿下の間で愛子さまピースサインを突き出したスナップ写真を使った,私製の年賀はがき。

「お身体をお大事になさってください」という皇太子殿下の手書きのメッセージの隣には,愛子さまが書かれたと思われる「おしりかじりむし」というつたない文字も。

最初は誰かの悪戯かと考えていた坂口さんだったが,はがきに書かれていた電話番号をコールしてみると,
「はい,皇太子ですが」と,テレビなどで聞き覚えのある皇太子殿下の声が応対されたため,本物と確認できたものだ。

同様の年賀状は全国各地の家庭に届いており,宮内庁への問い合わせ数などから推定された総枚数は約1,000万枚近くに達する膨大なもので,およそ5世帯に1枚の割合で届いていることになるという。

確認できた限りでは,全ての賀状に皇太子殿下または妃殿下の手書きのメッセージが記されている模様だ。



正月2日の新年一般参賀で姿を見せた皇太子殿下は,にこやかな表情で手を振られたが,その親指と人差し指には遠くからもはっきり視認できる巨大なペンだこが出来ており,年賀状へのメッセージ記入の激務を想像した参賀者の中には思わず目頭を押さえる姿も見られた。



今回,皇太子殿下がこうした対応をとられた背景は不明ながら,宮内庁幹部は「殿下は,『偽』が横行する昨今の風潮を深く憂慮されており,自ら本物の年賀状を送ることで国民に範を示されようとしているのではないか」と見ている。

ただ,送られた年賀状全てに何らかの手書きメッセージが書かれているとすれば,「1,000万枚にメッセージを書くには,1枚3秒としても不眠不休で347日が必要。公務の忙しさを考えれば,少なくとも2004年頃から着手していないと無理」(書道評論家の中川氏)と,今回の対応が数年前から計画されたものである可能性が高いと指摘する向きもある。

この場合,皇太子殿下は2007年の社会情勢を数年前から読み切っていたことになり,世論はその先見性を評価する声と「分かっているなら警告しろよ」という批判の声に二分されることになりそうだ。



なお,皇太子殿下がどのようにして国民の住所・氏名等の情報を得たかは不明ながら,宮内庁には全国から毎年多数寄せされる歌会始の応募者情報や,新年・天皇誕生日昭和天皇崩御,皇太子ご成婚時の記帳記録が残っていることから,これらが流用されたのではないかとの見方が強い。

個人情報保護の観点からは決して望ましくない利用のあり方ながら,「皇太子殿下が悪用する可能性はゼロに近い」との意見が根強く,最終的には不問に付されそうだ。



思いもよらぬ皇太子殿下からの年賀状に対して,「返事を書かなければ失礼に当たる」と考える国民が,郵便局で年賀はがきを求めて長蛇の列を作っており,売り切れは確実な情勢。

こうした状況に,皇太子殿下の年賀状出状自体が「年賀状流通量の増加を狙って日本郵政の西川社長が仕掛けたものではないか」とのうがった見方も出ている。


ただ,年賀状には皇太子殿下・妃殿下・愛子さまそれぞれの携帯メールアドレスも記されていることから,若者の間では返信を「あけおめ」メールで済ませているケースも少なくないと見られている。

愛子さまのアドレスに「ハッピーニューイヤー」というメールを送った墨田区在住の女子高校生(17)の携帯には,2時間後に「おうべいか」という愛子さまからの返信が届いており,皇室と国民の距離感を縮める上で一役買う形になっているようだ。



今回の対応で皇太子一家が負担した費用は切手代中心に約8億円に上ると見られており,皇太子一家は今後数年間の生活費を切り詰めて対応する,としている。殿下の友人によれば,殿下は節約のため「ご飯のおかずは一品で我慢し,移動の際もグリーン車ではなく普通車自由席を使う」と語っているといい,その傍らで早くも2012年に向けて新たな年賀状作成に着手している様子だという。


今年は皇太子殿下のペンだこから目が離せない一年になりそうだ。