大手銀行、攻めの展開を本格化−新たな収益獲得を目指し宇宙へ進出

不良債権処理に追われてきた大手銀行が一転、攻めの革新的戦略を次々と打ち出しているが,6日に発表されたA銀行の中期経営計画の内容が業界を震撼させている。
国内店舗の統合により出来た人員余力を活用して,地球外への展開に向けるという大胆な戦略だ。これは、同行系列のシンクタンクが「無重力状態では不良債権が極めて発生しにくい」という研究結果を発表したことを受け、「リスク対比で相当高いリターンが期待できる」(同行総合企画部)として、宇宙での業務展開に進出することを決定したもの。同行幹部は、「地球外への金融機関の進出はこれまでに例がなく、先行者メリットが享受できる」と話しており、スタッフには同行の精鋭を集める予定。
当面の店舗展開範囲は太陽系内部を想定しており、まず第1号店を来年度中に月面に出店させる計画。第1号店となる「静かの海支店(仮称)」の支店長には前梅田駅前支店長のBさん(45)が就任する予定。Bさんは「宇宙飛行士は子供の頃からの憧れ。まさか、銀行に入って宇宙に行けるとは思わなかった。新支店では、地球外生物も含めた幅広い顧客層をターゲットとして、誠意と真心をモットーにがんばりたい」と満面の笑みを浮かべて抱負を語った。妻と3人の子供がいるが、生活が落ち着くまでは単身赴任の予定。従業員は原則として現地採用の予定で、当面Bさんの忙しい日々は続きそうだ。