ドリフターズに新メンバー加入−心機一転,「8時だヨ!全員集合!」も復活へ

注意:この記事は,将来起こるかもしれない事件を妄想を交えて記したもので,少なくとも現時点においては全く事実ではありません。実在の人物・団体・事件等にも一切関係ありませんのでご注意ください。

TBSは4月から伝説のテレビ番組「8時だヨ!全員集合!」を復活させることを発表した。また,この記者会見で,同番組の司会にあたるドリフターズが,新メンバーとして日産自動車CEOのカルロス・ゴーン氏(52)を迎えることもあわせて発表された。
現在のドリフターズ高木ブー(73),仲本工事(64),加藤茶(63),志村けん(56)の4名。リーダーのいかりや長介さんの死去後も活動を続けているが,メンバー数が減少したこともあってややその芸能活動には盛り上がりを欠いていた。そんなドリフを引っ張る加藤さんと志村さんが話し合っていたのは「若手の新メンバーの加入」について。志村さん自身,荒井注さん脱退の後を受けて加入した新メンバーだったが,その後ドリフは志村さん効果から第二次黄金期を迎えることとなった。
第三次黄金期を迎えるための新メンバーとして二人が目を付けていたのがカルロス・ゴーン氏。仮に加入すれば最年少メンバーとなり,若返りが図られるほか,何よりも元メンバーの荒井注さんにルックスがそっくりであることから,往年のドリフファンにも受け入れられやすいというのがその理由。昨年からアプローチを開始した二人だったが,ゴーン氏は要請に一定の関心は示しつつも,あまりの多忙ぶりに謝絶を繰り返すばかり。本年2月に10回目の要請を行い,断られたことから加藤・志村の両名もゴーン氏をあきらめようとしていた。しかし3月に入り,ゴーン氏の日産は子会社の日産ディーゼル株をボルボ社に売却することを決定。これにより当面の事業戦略に一定の目途をつけたゴーン氏は,かねて興味を引かれていたドリフ入りを決断,加藤さんに連絡をとり,その場で即決したもの。
この日の記者会見に,他のメンバー同様,法被と鉢巻姿で壇上に登場したゴーン氏は,芸名「二代目荒井注」を襲名することを発表するとともに,覚えたばかりの荒井注の一発芸「ジスイズアペン」を披露,場内の爆笑を誘った。
新「8時だヨ!全員集合!」の番組スポンサーには,日産自動車が単独で就くことも同時に発表された。ゴーン氏は会見でその理由として「日産は復活劇を見事に果たしたが,慢心すると顧客ニーズを忘れた技術開発に走ったりすることが多いのがこの業界。日産は大衆ユーザーあってこその会社である,ということを,大衆芸能の頂点とも言える『8時だヨ!全員集合!』のスポンサーとなることで忘れないようにしたい,ということ。さらに,私自らドリフ入りすることでその思いを社員に伝えたかった」と説明。会見に集まった記者の感歎の声があがる中,横に座った加藤さんがゴーンさんの法被の胸元を指し「そこに刺さっているのは何だ?」と尋ねると,すかさず「ジスイズアペン」と返す一幕もあるなど,すっかりドリフの一員としてなじんでいる様子も披露した。
4月1日の第1回放送ではゴーン氏の単独コント「ジスイズアペンしかしゃべらない男」も披露される予定で,リハーサルを見学したシチュエーションコントの第一人者で俳優の竹中直人氏は,「とても素人とは思えない。何万人もの社員を引っ張ってきた強烈なオーラが芸に生きている」と絶賛。早速シリーズ化も検討されている模様だ。
これまで年上の部下を自由自在に操ってきたゴーン氏も,年功序列ドリフターズ内では立場は最も低く,他のメンバーの使い走りもやらされているが,「これはこれで非常に新鮮」と意に介していない様子。経営上の判断を仰ぐためTBSの楽屋を訪れた日産自動車の副社長は,嬉々として高木ブーの肩を揉んでいるゴーン氏を見て,相談するのも忘れて呆然としたという。
「ジスイズアペン」に続くギャグを年内に開発することを新たな「コミットメント」としてドリフのメンバーに誓ったゴーン氏の,今後の活動がますます注目される。