サラリーマン110番(47)忘年会で初めて部下に会う私


<相談内容>

45歳のサラリーマン。

我が社は,在宅勤務システムをいち早く採用しており,メール等でのやり取りで業務を遂行しています。

私自身,週に1回程度しか出社していませんが,私の部下はほとんど自宅で仕事をしているため,実は私,部下と顔を合わせたことがありません。とはいえ,日常の業務は極めてスムーズに進行しています。


昨年の12月,お互いに一度も顔を合わせたことが無い私と在宅勤務の部下12名による忘年会が企画されたのですが,都合がつかずに結局「ネット忘年会」という企画に落ち着きました。

それぞれ自宅のパソコンの前でおつまみと酒を楽しみながらチャットする,という,世間から見るとかなり理解しがたい宴会を催しましたが,午前2時の3次会まで大いに盛り上がりました。


今年は,実際に一堂に会しての忘年会にしようということで,スケジュールも調整して来週,全員で池袋の某店で集まることになりました。

相談なのですが,実は私,部下に一度も会ったことが無いだけじゃなく,通常は氏名コード(8桁の数字)で呼び合っているため,部下の性別・年齢すら知りません

そんな部下との初対面,おそらく彼らは「いかにもサラリーマン」的な飲み会には拒否反応を示すと思います。私は,どのようなスタンスでこの忘年会に参加すればよろしいでしょうか。



<回答>

ネット忘年会で3次会・・・なかなか理解しがたい世界ですね。

さて,今年の忘年会ですが,答えは簡単です。

おそらく,部下の皆さんは日常生活でサラリーマンらしいことを何一つやっていないに違いありません。

そんな皆さんは,「いかにもサラリーマンっぽい」という疑似体験を求めているはずです。

心配無用です。貴方は,ネクタイを頭に巻いたいつもの姿で皆の前に登場すればいいのです。セクハラ・パワハラなんか気にする必要はありません。

興が乗ったところで,忘年会で上司がやりがちな「旬を大きく過ぎた芸人の真似」などの隠し芸を披露しましょう。今年はそういう意味では「なんでだろう」の「テツ&トモ」あたりがヒットするかもしれません。

最後はきちんと3本締めでお開きにしましょう。新鮮な体験でリフレッシュした部下の皆さんは,また来年も仕事で活躍してくれること請け合いです。