「ゲゲゲの女房」に地球外生命体から超高額オファーか

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生命体が存在する可能性のある太陽系外の惑星として知られる「Gliese581」星(以下「Gliese」)から地球に対して突然送られてきたメッセージが,世界各国を揺さぶっている。


10日,チリ・アタカマ砂漠に設置されている電波望遠鏡が,この惑星から送付されたメッセージをキャッチし,2時間後にその解読に成功した。


会見に応じたチリ国立工科大学のホーネット博士によると,メッセージは英語と日本語の2種類で,いずれも文法的なミスはほとんど無いという。
そして問題なのがその内容。
地球で放映されているテレビの電波が何らかの要因でGliese星まで届いており,画質は不鮮明ながらGliese星でも視聴可能となっているというのだ。
文明は高度に発達しているが芸能・娯楽といった分野が極端に遅れているGliese星人は,毎日争うようにこのテレビ番組を見ているという。
メッセージでは,特に人気の番組として5本が挙げられているが,うち3本が日本の番組。NHKゲゲゲの女房」,日本テレビぶらり途中下車の旅」,朝日放送探偵!ナイトスクープ」がその3本だ。

メッセージはさらに続く。Gliese星人の間で「より鮮明な画像でこれらの番組を楽しみたい」という要望が高まっているため,これらの番組のDVDセットを購入したいというのだ。
通貨による決済は困難であることから,物々交換を提案してきており,例えば「ゲゲゲの女房」DVDボックス1セットは,Gliese星ではありふれている「亜光速宇宙船」1台と交換,「探偵!ナイトスクープ」名作選DVDボックス1セットはGliese星では家庭用として普及している「重力消去装置」1台と交換,といった具合だ。


このメッセージ内容を知らされた世界各国は,Gliese星の高度な文明に驚愕すると同時に,地球にもたらされるこれらの物品が世界の軍事バランスを根本的に覆しかねないことに強烈な関心を寄せている。


コンテンツ産業強化を推進してきた日本の経済産業省は「現在の政策の方向が間違っていないことが予想もしない形で証明された」と歓迎。
しかし,既に数カ国でこれらのDVDの海賊版の大量生産が始まっているとの情報があるほか,一部の国が「『ゲゲゲの女房』はわが国古来の伝説を日本が盗作したものだ」と主張し始めるなど,混乱が既に現実のものとなりつつある。
米国では「この際,TPPにGliese星も参加させてはどうか」という議論が出るなど,混乱はさらに拡大する見通しだ。


Gliese星からDVDと引き換えに渡される物品を積んだ貿易宇宙船が到来するのは7年後と試算されており,それまでの間の地球上の駆け引きがどう展開するか,注意が必要だ。