土用の丑の日に食べるもの
シラスウナギの不漁等に起因する,ウナギ価格の高騰が続く中,今年も土用の丑の日がやってきます。
オーストラリアやアフリカからの輸入ルートを開拓したり,極めて困難な完全養殖にチャレンジしたり,ウナギの安定供給のために様々な努力が重ねられていますが,ここは原点に返り,「なぜウナギを食べるのか」ということをもう一度考えた方がいいような気がしています。
平賀源内が「土用の丑の日にウナギを食べるとよい」と言ったのが,現在の風習の始まりだというのが通説になっていますが,源内が言ったのは正確には「土用の丑の日に『う』のつくものを食べるとよい」ということのようです。
夏バテ防止対策の食品として,単品でウナギに勝るものはなかなか考えづらいのですが,『う』のつく食材の組合せで土用の丑の日を乗り切るのも一手かと思います。
おそらく,どこかのビストロあたりがやりそうな『う』尽くしプチ・コースを考えてみました。
- 梅ワイン(食前酒)
- 卯の花のサラダ
- ウサギとうぐいす豆のゼリー寄せ
- ウドのポタージュスープ
- ウズラのロースト ウニとうどんを添えて
- うんしゅうみかんのウエハースサンド
4,000円くらいで出せば,結構いけるような気がするのですが…。