サッカーW杯日本代表,一般市民からも選出へ−ジーコ監督,思い切った決断

注意:この記事は,将来起こるかもしれない事件を妄想を交えて記したもので,少なくとも現時点においては全く事実ではありません。実在の人物・団体・事件等にも一切関係ありませんのでご注意ください。


サッカーワールドカップ日本代表選手発表を翌々日に控えた13日,ジーコ監督が23人の枠のうち,3名程度をプロサッカー選手以外の一般国民から選出する意向であることが明らかになり,各方面に波紋を投げかけている。
これはジーコ監督の友人であるスポーツジャーナリストのA氏が一部マスコミに語ったことで明らかになったもの。A氏によれば,ジーコ監督は今回のワールドカップについて,前回の日韓共催大会ほどには国内が盛り上がっていないことを非常に気にしており,「国民全員参加型の日本代表チームとすることで,国民の関心を高めたい」と語っているという。
実際,ここ数ヶ月程度,ジーコ監督が国内の様々な場所で様々な国民の様々な動きを執拗に観察している光景が頻繁に目撃されている。3ヶ月前に勤務中の動きを熱心に観察された,と語るのはB信用金庫C支店に勤めるDさん(25)。突然ロビーに姿を現したジーコ監督に騒然とする支店内で,きびきびと動き続けるDさんの姿にジーコ監督の視線が集中。Dさんも「なぜ自分ばかりが見られているんだろう」と不思議に思っていたという。しかし,Dさんが慣れた手つきで鮮やかな札勘を始めると,ジーコ監督は非常に残念そうな顔をして「・・・ハンド」とつぶやき店内から出て行ったという。
また,人気ラーメン店「山頭火」の店員Bさん(22)もジーコ監督の熱い視線を浴びた一人。茹で上げた麺の湯切り作業を,全身のばねを使って行うBさんの姿を熱心に見ながら,ばねを生かしたヘディングの場面を想像したジーコ監督は,もう一度動きを確認するためラーメンお代わりを注文。結局,5杯ものお代わりをしてBさんの動きをチェックしたジーコ監督だったが,最終的には「スタミナにやや難あり」ということで,Bさんの代表入りは見送られた模様だ。
A氏によれば,ジーコ監督は日本のサラリーマンをその仕事ぶりから「①受けたボールをキープしたまま敵陣を突破してゴールを決めるタイプ」「②受けたボールをキープしたまま敵陣を無理に突破しようとして,結局とんでもない方向にシュートしてしまうタイプ」「③受けたボールを自ら抱えず,すぐに適切な味方選手にパスを出すタイプ」「④受けたボールを自ら抱えず,すぐに誤って敵にパスしてしまうタイプ」などに分けられると評しているという。フォワードの決定力不足が指摘される日本にとって,一番求められているのはもちろん①のタイプ。ジーコ監督はそうした人材が豊富であると評判の企業などを巡回。外資系生命保険会社で驚異的な実績を誇る「カリスマ営業レディ」として知られるCさん(32)のフォワードへの登用が真剣に検討されている模様だ。当のCさんもサッカーについてはルールすら知らないものの「W杯の選手は高額所得者の集団。試合中に対戦相手から高額契約をどんどん獲得したい」と意外に乗り気だ。ジーコ監督はFIFAに女性選手の登録が可能などうか確認しているが,万一これが不可能な場合には,強引さで有名ながらも確実に実績を挙げ続けている日本電産永守重信社長の代表選出も視野に入れているという。代表入りした場合,「敵を味方に変える」「目の前のチャンスは100%生かす」等の経営哲学をゴールに結び付けることが出来るかどうか注目だ。
サラリーマンが日本代表に選出された場合,1ヶ月程度の有給休暇取得が必要になると考えられるため,日本代表入りの可能性があると考えている方は,有休余力の確認が必要だ。また,多くの企業では副業禁止を定めているため,日本代表としての活動が副業に当たらないかどうかの確認も忘れてはならない。
柱の陰からじっと貴方を見つめるジーコ監督に気付いたら,精一杯のアピールを心がけたいものだ。