6カ国協議が新たな枠組みに移行−「6+2+3+4協議」に

注意:この記事は,将来起こるかもしれない事件を妄想を交えて記したもので,少なくとも現時点においては全く事実ではありません。実在の人物・団体・事件等にも一切関係ありませんのでご注意ください。


北朝鮮をめぐる6カ国協議(日・米・露・中・韓・北朝鮮)が膠着状態に陥っている中,これを打開する方策を中韓両国と協議していた日本政府は12日,新たな協議の枠組みとして「6+2+3+4」協議に移行することで合意,第1回協議を14日からスタートしている。
6カ国協議については,今後の進展が絶望視されていた状況であったが,日本政府代表が苦し紛れに「他にもいろいろ悩ましい問題があるが,いっそのこと,全部まとめて協議すれば一つくらいは解決するかも」と発言。代表は「日本では夏休み最終日になり,宿題が全然終わっていない小中学生や,試験日を間近に控えた受験生が勉強から逃避するために部屋の掃除に熱中したり,家事手伝いに励む現象がよく見られるので,同じ原理で問題が解決するかも」と説明したところ,「それはわが国でも全く同じ。極めて分かりやすく,効果も期待できる」と中韓両国が乗り気になり,実現に至ったもの。
6カ国に加えて今回から協議に加わったのは,名古屋場所での大喧嘩からの和解が未だ成立していない千代大海露鵬の両関取(2),TOBで揺れるAOKI・コナカ・フタタの紳士服メーカー(3),同じくTOB問題の北越製紙王子製紙日本製紙三菱商事(4)。今後,合計15名の代表が一同に会して4つの問題の解決に向けた協議を行うことになる。
初日の14日は,15名の代表が5名ずつに分かれてのグループ討論を行った。「韓国・北朝鮮露鵬・コナカ・日本製紙」「米国・ロシア・千代大海・フタタ・王子製紙」「日本・中国・AOKI・北越製紙三菱商事」という組合せで行われたこの日の討論では,「我々の喧嘩がいかにレベルの低い問題であるかがよく分かった」と早速千代大海露鵬が完全和解を約束,新たな枠組みが早速効果を発揮する形となった。
一方で,フタタがグループ討論中に密かに千代大海にスーツのセールスを行っていたことが発覚,「不謹慎である」として米国・ロシアから激しい非難を受けていたことも明らかになっている。フタタが「九州出身の大関に,九州を地盤とする当社がセールスして何が悪いのか」と開き直る場面もあるなど,この協議の難しさも垣間見えている。
肝心の北朝鮮は今回のグループ討論において「露鵬の喧嘩の発端となった張り手は大相撲のルールで認められている行為。我々のミサイル保持や発射がわが国の権利であるのと全く同じで,これに難癖をつける日米は国際法をよく勉強すべきだ」と発言するなど,新たな枠組みを逆手にとったクレームを付けており,問題解決に向けた道筋は決して平坦ではなさそうだ。このままでは大掛かりな枠組みを作って力士2名の喧嘩の仲裁を行っただけになってしまうため,日本政府では「せめてTOBの相手先をの王子→フタタ,AOKI→北越に替えさせるなど,もう少し成果が欲しい」と,メンツをかけて協議の成果確保に取り組んでいく方針だ。
なお,次回協議では和解が成立した千代大海露鵬の両名がメンバーから外れる予定だが,事務局では「代わりのメンバーを入れた方がよいのでは」という意見も根強く,新メンバーの検討に入っている模様。俳優の中村獅童さんとその友人も候補に上がっていたが,獅童さんから「国際的な舞台で恥は晒したくない」と辞退の申し入れがあった模様だ。また,「同じ場所で会議をするだけではマンネリ化する」という意見もあり,某テレビ局から,トラブルを抱えた複数のグループを1台の車に乗せ,全国を巡りながら問題解決について話し合い,解決したメンバーが順次下車していくという「トラブルワゴン」という企画も持ち込まれている模様だ。
今後の協議の行方が注目される。