森喜朗首相が「遺伝子組換生物」であることが発覚−与野党は大混乱(2000年)


注:このコーナーは,1998〜2005年の「日本警戒新聞」に掲載されたバックナンバーの一部を紹介するものです。記事内容については他の記事同様,相当多量の偽情報が含まれていますのでお気をつけください。また,登場する企業名・団体名・個人名は実在のものとは関係なく,かつ時代の変遷と共に変化・消滅しているケースもありますのでお気をつけください。


21日,森首相が「遺伝子組換え生物」であることが暴露され,開き直った森首相の乱行に与野党は大混乱に陥っている。
これは,党内抗争に敗れた加藤派所属の中堅代議士が写真雑誌の取材に対して証拠写真を示して明らかにしたのがきっかけ。この代議士によると,今年4月に故小渕首相が緊急入院し,再起不能との見方が強くなった時点で野中幹事長らによる後継首相を決めるための密室談合が行われた。この場で後継首相として森氏が選択される過程で,野中氏や青木氏らの間では「ほかにこれといったのもいないが,森という選択もぱっとせんな」「先輩首相の爪の垢でも煎じて飲ませればそれなりに首相っぽくみえるかもしれんな」等といった意見が交わされた。結局時間切れで森氏を後継首相として担ぐ腹を決めた野中氏らは,「せめてもう少し首相らしくなってもらいたい」と,前日に厚生省幹部からレクチャーを受けたばかりの「遺伝子組換え食品」にヒントを得て,森氏に先輩首相の遺伝子を注入することを決めた。
野中氏は事情を説明し,中曽根氏・宮沢氏・橋本氏・村山氏・羽田氏ら首相経験者に協力を依頼,中曽根氏と宮沢氏と橋本氏から協力の同意をとりつけることに成功した。ただ,野中氏には当然具体的な遺伝子組換技術に関するノウハウも施設もなく,また首相として所信表明演説を行うまでの時間的余裕もなかったことから,「いちかばちか」の手段として,自民党本部に設置されている総裁専用サウナに森氏を入れ,そこに中曽根氏と宮沢氏と橋本氏が素っ裸で乱入,首相としての経験やプライドや血や汗や涙を森氏の体にいやというほどこすり付け,染み込ませるという強攻策に訴えた。
この後,森氏は体長不良を訴え2時間ほど睡眠をとったが,目覚めた森氏の体表には鱗が発生,またえらが大きく発達し,両手には水掻きが出来るなど,水中生活に適した半魚人状の生物に生まれ変わったことが明らかとなった。どうやら首相としての遺伝子ではなく,いずれも幼少の頃「カッパ」と呼ばれたほどの泳ぎ上手の3名の遺伝子が強く共鳴し,森氏の体に変化を与えたらしく,野中氏も「予想外の惨事であるが今さらとり返しがつかない」として,そのまま森氏に人間のメイクを施し,首相就任となったもの。
加藤派の中堅代議士が所有していたのはサウナの中で組み合った状態の4氏の姿を鮮明に捉えた写真。情報提供を受けた写真雑誌が来週号巻頭で「もうひとつの密室談合」としてこの写真を掲載することを明らかにしたため,今回の一連の経緯が暴露された。
森首相は高まる退陣要求に対して「日本は四方を海に囲まれた島国。海からやってきた私が首相を続けるのに何の問題があるのか!」と,これまで隠しつづけてきた体中の鱗を見せつけ,半魚人特有の甲高い声で取り囲んだ記者や野党議員を威嚇した。同時に森首相は人間には聞こえない周波数で海の生物に決起を呼びかけた模様で,一部地域の海岸でワタリガニが民家を襲うなどの被害が出始めている。
あまりの事態に自民党加藤紘一元幹事長は「決起なんかして刺激するんじゃなかった」と,二重の意味でとり返しのつかないことをしてしまったことを悔やむコメントを出した。また,想像を絶する事態に野党も動揺を隠せず,「鳩の心臓をもつ男」と揶揄される民主党鳩山代表は,森首相から5m離れたところで震えながら「遺伝子組換生物なら,シールを貼ったりしてその旨表示してください」というのが精一杯。
半魚人としての本性をあらわにした森首相は当分政権の座を降りないことを宣言する見込で,弱り果てた自民党に加え,全野党が半魚人から政権を取り戻すべく共闘体制を組むといった前代未聞の事態に発展しそうだ。