サラリーマン110番⑨ラクダを乗りこなす私

<相談内容>
32歳のサラリーマン。
わが社では,先代の社長の遺言で社用車代わりに「ラクダ」を使って20年になります。ラクダの飼育管理を担当する部署もあり,全部で34頭を管理しています。
業績も回復傾向にあるのですが,「こういう時こそ倹約,節約の精神が必要だ」という社長の一声で,これまで愛用してきたフタコブラクダを,全部ヒトコブラクダに買い換えることになりました。
11月1日にヒトコブラクダがやってくるのですが,ちょうどその日,私は取引先の接待で,先方の部長と課長をラクダに乗せて神楽坂から二次会会場の赤坂まで案内する役目を仰せつかっています。フタコブラクダなら慣れたものなのですが,何せ初めてのヒトコブラクダです。先方の部長,課長,そして私の3名は,どういう順序でラクダの背中に乗るのがマナーなのでしょうか。


<回答>
フタコブラクダヒトコブラクダに切り替えるのが倹約だという精神が全く理解できませんし,先方がラクダにまたがって神楽坂から赤坂まで移動するのに同意するかどうかも微妙だと思いますが,まあこれは今回の相談対象外の話なので深入りはしません。
ラクダのことはラクダに聞け!ということで,「ダイワラクダ工業」に尋ねてみましたが「当社ではそのような質問には答えかねます」ということでしたので,私なりに考えてみました。
ヒトコブラクダの場合,①ラクダの首とこぶの間 ②こぶの上 ③こぶの後ろ の3箇所に1人ずつ乗るのが正しい乗り方だと思われますが,おそらくは①に部長,③に課長,②に貴方が乗るのが適当ではないでしょうか。車の後部座席に乗る場合の順番を応用すればこのような答えになると思われます。ただ,③こぶの後ろの席は,酔った人を乗せるとそのままずり落ちてしまう危険がありますので,②の席から常に目配りを忘れないようにする必要があるでしょう。