サラリーマン110番(25)回転寿司の流れる職場で働く私

<相談内容>
31歳のサラリーマン。業績好調で多忙を極める職場に勤めています。
食事に立つ暇もないため,1年前から,社内に回転寿司のレーンが設置され,全ての社員の座席の前をレーンが通過,ちょっとした空き時間に流れている寿司を取って食べられるようになりました。このシステムは社員に好評で,私も,大きな課題をクリアしたときは自分へのご褒美として大トロを,また嫌なことがあった時は甘い玉子を食べるなど,シチュエーションに応じた食べ方をしています。レーンは朝6時から夜24時まで回転しており,18時以降はアルコールの提供も始まるので,仕事を終えてそのまま座席で同僚との飲み会も出来ます。料金はお皿に埋め込まれたICタグで管理されていて,毎月給料から天引きされる仕組みですが,最近朝・昼・晩と回転寿司を食べているせいか,天引き後の給料手取り額が1,000円に満たないことも珍しくありません。
そんな私の悩みですが,レーンは上司の前を通過して部下に流れてくるのですが,私の上司と私の好みのネタが重なっていて,大好きなエンガワをいつも上司に取られてしまいます。どうしたらエンガワを食べられるようになるでしょうか。


<回答>
手取りが1,000円未満・・・「人間は何のために働くのか」という永遠の問題にも通じるご相談とお見受けしました。
個人的に関心があるのは,「書類を醤油で汚すことはないのか」「食べている最中に電話がかかってきたらどうするのか」「ネタの乾燥防止策は施しているのか」「デザートや一品料理もレーンを流れているのか」「寿司を握っているのは誰なのか」「朝から回転寿司を食べる生活に疑問を感じないのか」「一日に平均して何皿食べているのか」「マグロの漁獲制限の影響をどう考えるのか」等々,無数にありますが,これについて考察するのは相談の対象外なので,今回は触れません。
さて,問題のエンガワですが,もちろん頑張って出世して上司を追い越して座席を移動させる,という方法もあるのですが,会社帰りに他の寿司屋で食べたらどうでしょう。