若田光一さん,ニセ宇宙飛行士であることが判明−本職はパチプロ(2000年)

注:このコーナーは,1998〜2005年の「日本警戒新聞」に掲載されたバックナンバーの一部を紹介するものです。内容は,実在の人物・法人等とは一切関係ないほか,時代の変遷により現在では実在しない法人名・個人名等も登場しますのでご承知置きください。また,記事内容については他の記事同様,相当多量の偽情報が含まれていますのでお気をつけください。

ロボットアーム操作のスペシャリストとして現在スペースシャトルに搭乗しているはずの若田光一宇宙飛行士(37)が,実はNASA職員ではない,埼玉県在住のパチプロであることが判明,関係者を困惑させている。
この事実は,埼玉県大宮市近辺で流れていた噂をもとにNASDA(宇宙開発事業団)が秘密裏に調査した結果判明したもの。
若田さんは大宮市出身であることから地元では「埼玉のヒーロー」として極めて知名度が高いが,今年4月頃から「駅西口のパチンコ店『パーラーニュー平和』で若田さんがジャンジャン出しているところを見た」等,パチンコ店内での目撃情報が相次いでいた。NASDAのホームページにもこうした情報が寄せられ,「パチンコせずにちゃんと訓練するよう言ってください」等のメールも寄せられていたことから,NASDAがNASAの若田さんにコンタクトをとり注意を促そうとしたところ,NASAから「そのような宇宙飛行士は在籍していない」という回答が来た。慌てたNASDAがさらに詳しい調査をNASAに求めた結果,NASA内部に若田さんの協力者であるコンピュータ技術者(26)が存在し,高度なCG技術を活かしてスペースシャトルから送られてくる映像に若田さんの映像を合成していたことが判明したもの。この技術者は調べに対して,「若田さんが毎月50万ドルの金を提供するから自分がNASAの宇宙飛行士として振る舞えるよう,あらゆる画像に自分を入れてくれ」と頼まれていたことを自供している。また,この技術者は若田さんの依頼に応じた一連のミッションで獲得した画像処理技術を応用し,テレビCMの制作受注等も行っており,俳優の永瀬正敏さんが出演した日本の日清食品カップヌードル」のCMも彼の作品であることが判明した。
若田さんは大宮署の任意の調べに対して「小さい頃から宇宙飛行士にあこがれていたが高所恐怖症で断念,せめて映像だけでもと思い始めたこと。NASAの技術者に送っていた金は全てパチンコで稼いだものだ」と話しているという。
今回の件で若田さんは宇宙飛行士としての名声は一気に失ったが,代わりにパチンコ業界では「毎月50万ドルを稼ぐ伝説のパチプロ」として新たな名声を獲得しつつある。宇宙飛行士としての自叙伝出版計画を進めていた講談社では急遽本のタイトルを「宇宙に旅立て!若田光一伝」から「パチンコでマンション1棟を丸ごと買う男−若田光一伝」に切り替え,12月頃に予定通り発売する方針。