「発掘!あるある大辞典」が「自由民主党」をテーマに−知られざる健康パワーを紹介(2000年)


注:このコーナーは,1998〜2005年の「日本警戒新聞」に掲載されたバックナンバーの一部を紹介するものです。時代の変遷により現在では実在しない法人名・個人名等も登場しますのでご承知置きください。また,記事内容については他の記事同様,相当多量の偽情報が含まれていますのでお気をつけください。


フジテレビ系の人気情報バラエティ番組「発掘!あるある大辞典」(制作:関西テレビ)が,12月3日放映分で「自由民主党」をテーマとして採りあげる。同番組が政党をテーマとするのは初めてで,様々な憶測が流れている。
同番組は,これまで様々な食品や健康法などを中心テーマとしてきており,その週にテーマとされた食品の売上が急増するといった社会現象を生み出している。イワシやアジ等の青魚や赤ワイン,ゴマなど,この番組で売上を大幅に伸ばした食品は少なくなく,最近では様々な業界から自らの製品等をテーマとして採用してもらいたいとする要請が関西テレビ・フジテレビに多数届いているという。今回の件についても,自民党から強力なプレッシャーをかけられたのではないか,という見方が支配的であるが,関西テレビでは「純粋に今,視聴者が詳しく知りたいと考えているテーマを採用しただけ」とコメントしている。

番組の内容は,「こんなに健康に良いなんて!自由民主党の知られざるパワー」と題したもの。自民党には老齢でありながら不必要に元気な代議士が多いことに着目して,様々な実験を行い自由民主党が「健康にプラスかどうか」という観点に絞った番組構成となっている。。
最初の実験は,自由民主党への入党がもたらす健康パワー。若い男女20人を集め,10人には自民党に会費を払って入党してもらい,残り10人はそのままという対照実験を行った。1週間後に体内の活性酸素量を測定したところ,入党組だけが大幅に減少していたという。
この他にも様々な実験を繰り返し,「自民党代議士の演説を毎日30分聴くと善玉コレステロールが増加する」「世論調査で支持政党を自民党と答えると肌がしっとりとする」「自民党所属全代議士の氏名と派閥,当選回数を暗記すると記憶力が倍増する」「野中幹事長の頭髪に触ると体脂肪率が5%程度低下する」「森喜朗総裁のブロマイドを額に貼って出歩くと街中の有名人になれる」等,自民党を支持することで発揮される隠れたパワーが次々と明かされていく。
自民党の野中幹事長は記者の質問に対して「TV番組の内容にいちいち口は出したくないが,これは良い番組だと思う」と満面の笑みを浮かべてコメントした。今回の番組内容を考えれば放映後の自民党支持率が上昇するのはほぼ確実とみられている。

こうした中,共産党はフジテレビに対して「バランス上,我が党もテーマとして採りあげるべきだ」と強硬に主張している模様で,「こんなにあった!共産党の知られざる驚異のリラクゼーション・パワー」と題した企画書まで持ち込んでいるという情報もあるなど,軒並み野党は焦りの色を濃くしているようだ。