特集・参院選(1)


日本警戒新聞が最も関心を持っているのが選挙の行方。与野党が総力を挙げて闘っている参院選について,特色ある候補者の動きから今後の行方を占った。


丸川珠代氏(自民・新・東京)

安倍首相が東京選挙区での2議席獲得を狙って口説き落とした切り札。

しかし,その選対本部長に就任したのはなぜか,マスコミが集まりそうなテーマになると必ずしゃしゃり出てくるあの平沢勝栄氏。

お辞儀,握手の作法など伝統的な選挙運動を叩き込み「(丸山氏は)なってない」と怒る平沢氏,様々なアクシデントで離れていく浮動票,・・・丸川氏を取り巻く情勢は事前予想とは異なりかなり厳しくなっているが,最大の敵は,同じ自民党から比例区の候補として出馬している弁護士の丸山和也氏。

「丸川」と「丸山」を間違えて投票用紙に書き込む有権者はかなり多いと見られている。もしも丸川氏が僅差で落選することがあれば,無効票の解釈をめぐる紛争が発生するのは必至だ。

「選挙区は川!比例区は山!」という,合言葉のようなPRが始まろうとしている。




羽柴秀吉氏(無・新・北海道)

先日の夕張市長選挙で,選挙戦史上最高の善戦(7名中第2位)を果たした羽柴氏がその余韻をかって繰り出したのが今回の参院選。今回も2位なら定数2の北海道選挙区では当選となるため,気合いが入った選挙活動を展開している。
この勢いで行けば,20年以内には何かの選挙に当選しそうな予感が・・・

ちなみに現在の夕張市の副市長は羽柴氏。「あの羽柴秀吉が副市長に?」と勘違いされている方も多いが,単に同じ姓の市役所職員なのでご安心を。