「世界陸上」やり直しへ−10月に東京で「世界陸畳」として再開催

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先週から大阪で開催されている「世界陸上」で日本人選手が次々と惨敗を喫していることを受け,日本陸上競技連盟は10月に大会自体を再開催する方針を発表し,世界中の陸上関係者から顰蹙をかっている。


日本陸連では,再開催の公式な理由として「今大会は日本らしさの表現が不十分で,世界中から集まっていただいた選手に失礼である」としており,大阪大会でのメダルは全て無効とした上で,再開催することとしたもの。


10月に開催されるのは「世界陸畳(りくじょう)」。

その名のとおり,全日本畳事業協同組合と提携し,「日本らしさを最大限に発揮するため)(陸連幹部),国立競技場に畳を敷き詰めて,その上で全ての競技を行うというもの。

畳であることから,全ての選手は素足または足袋を履いて競技を行うことになる。「日本の作法に則っていただくことで,真に日本らしい大会になる」(陸連幹部)としているが,畳に慣れた日本人選手に有利なのは誰の眼にも明らか。

海外選手の一部は土足で畳の上に上がることも予想されるため,会場にはタレントのタカアンドトシさんが常駐し,ツッコミで注意を行う予定だ。



今回の畳設置にかかる費用は全て全日本畳事業協同組合が負担する予定だ。

個人住宅における和室の減少等により,ジリ貧の傾向にあった畳業界だが,最近では飲食店等向けに「24時間畳替えサービス」を提供するなど,新たなビジネスチャンスを捉えて着々と売上を伸ばしつつある。

今回の日本陸連との提携は,「畳の良さを大々的にアピールし,業界全体を飛躍的に成長させるための絶好の機会」として捉えている。



同組合の斉藤組合長によれば,今回の計画を知った様々な業界から早くも多数の引き合いが来ているという。

日本航空(JAL)からは,全日空(ANA)が運航する全席ビジネスクラスの「Business Jet」に対抗するため,「機内を全部畳敷きにした,全席掘りごたつ仕様のビジネスジェットを企画したい」との打診が来ているという。

「こたつでうたた寝しているうちに目的地に到着する心地よさ」を演出するために最適な畳の開発依頼を受けており,同組合では前向きに検討していく意向だ。



また,オフィスビルのリフォームにも畳が用いられるケースが増加している。

入居企業・有名人の犯罪や不祥事が続き,イメージダウンが著しい六本木ヒルズでは,イメージを一新するために来年1月を目途として全フロアを畳敷きに切り替える方針を発表した。

「日本の心を重視する姿勢を表現したい」としており,ビル内は土足厳禁,1Fの入り口には2万足を収容できる下足箱が設置される予定だ。

合計で18万枚に上る畳のメンテナンス・張替えのため,来年には六本木ヒルズ内に5店程度の畳店が入居する予定だという。



その他,「ウインブルドンの畳敷き化」「川奈ゴルフコースの畳敷き化」「畳敷きビーチバレー」など,スポーツ界を中心に様々なプロジェクトが動き出しており,これらのうちいくつかは実現するものと見られている。




世界陸上の行方は不透明だが,畳業界の未来は着実に明るくなりつつあるようだ。