有楽町イトシア・穴場ガイド


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


有楽町地区再開発の目玉として10月12日にオープンした「有楽町イトシア」。

新宿に続く日本第2号店となった「クリスピー・クリーム・ドーナツ」や従来の路線を踏み出した出店が話題になっている「有楽町マルイ」をはじめ,人気店が揃っている。

「イトシアには行ってみたいけど,当分は混雑しそうだから・・・」と躊躇している貴方のために,まだまだ知られていない有楽町イトシアの「穴場」的スポットを紹介しよう。並ばずに入れるのは今だけかもしれない。



キッザニア有楽町>(オフィス棟3F〜8F)

子供の職業体験テーマパークとして豊洲にオープンして現在でも大人気の「キッザニア東京」の2号店が,ここ「有楽町イトシア」のオフィス棟内にオープンしたことは意外と知られていない。

豊洲の施設は子供が職業の疑似体験を行い,そこで得た「給料」でお買い物をする,というのがメイン。

「子供の社会学習に非常に有益」という感想が多いが,一方では「遊びとはいえ,職業をあまりに美化しており,現実とのギャップが激しすぎる」という声があるのも事実。

そうした意見を踏まえ,「実際に大人が働く様々な職場を子供の目線で見学して楽しむ」をコンセプトとして誕生したのがここ,キッザニア有楽町だ。


オフィス棟には一般企業が多数入居しているが,このオフィスのあちこちに設置された子供用の観覧席がキッザニア有楽町の施設だ。

「行動展示」で有名になった北海道・旭山動物園の全面協力を得て,「どの角度から見れば社会人の真実が理解できるか」という観点で工夫を施した観覧席が用意されている。


「社会人の本音」を見るための定番とも言える給湯室は,天井裏に席が用意され,給湯室側からは見えないマジックミラーの背後から社会人の油の売り方噂話が発生するプロセス等をつぶさに見学できる仕組みだ。

「この給湯室でお話をする仕事には何キッゾもらえるのかな」という子供達の素朴な疑問には誰も答えてくれない。


また,施設内の大・中・小の各シアターでは,社内のいたるところに設置されたCCDカメラの映像を大画面で楽しむことが出来る。

大シアターで上映される「上司に怒られる部下」は,上司の机の上に置かれたCCDカメラで怒られる部下の表情を真正面から捉えたもの。中には恐ろしさの余り粗相をする子供も出るほどの迫力だ。

中シアターでは,怒られた部下が自席に戻って小声で上司の悪態をつく表情と音声が流されており,キッザニアのスタッフは「両方を見ることではじめて社会人が理解できる」と説明している。

その他にも「喫煙室内のひそひそ話」「出席者の1割しか発言しない会議の様子」「よく故障するコピー機の前でイラつく若手社員」など,実社会をリアリティをもって体感できる仕組みになっている。

キッザニアでは,「体験と見学がワンセットだと考えて欲しい」と,豊洲の「キッザニア東京」とのセット券のみを販売する意向だ。




<世界の発酵食品ショップ「匂い屋(においや)」>(オフィス棟屋上)

健康ブームのなか,改めて注目されている発酵食品を集めたショップだ。

日本国内のみならず,ノルウエーのシュールストレミング,中国の臭豆腐など,世界の個性豊かな食品も揃った,発酵食品好きにはたまらないショップだ。


当初は,イトシアB1Fのフードアベニューに出店する予定だったが,開業1週間前に販売商品の陳列を開始したところ,B1Fフロア全体に強烈な発酵臭が充満して失神するスタッフが続出,有楽町マルイ店内でも「婦人服にシュールストレミングの匂いが染み付き売り物にならなくなった」等の被害が出たため,テナントの総意として「匂い屋」の撤退を要求。

やむなく,オフィス棟の屋上に仮店舗を構えることになったもの。


オープン当日には,折からの北東からの強風に乗って異臭が日比谷・丸の内のオフィス街に拡散し,丸の内消防署が出動する騒ぎとなった。

この調子で行けば後何日営業できるか分からないため,発酵食品マニアは急いで訪れたほうがいいだろう。