食品偽装表示問題の余波広がる−ディズニーランドは来場客3割減


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。



白い恋人[rakuten:abashiri:10000687:image]赤福」「比内地鶏」など,相次ぐ賞味期限や原材料の偽装表示が社会的な大問題になっており,関係業界は自社製品の内容確認などの対応に追われている。そんななか,「ナーバス過ぎるのではないか」というような事例も続出しており,今後の混乱が懸念される。


岩手県大船渡市のさいとう製菓(株)は,同社の看板商品である銘菓「かもめの玉子[rakuten:hosomichi:702455:image]の名称変更を行うことを発表した。

同社内では最近の偽装事件続出を受け,「お客様が『かもめの玉子』を本物と思い込んでいたら大変な事態になる」と心配する向きが急増。

「お客様の誤認を防止するのは企業人としての責務である」との社長判断により,11月製造・販売分より,商品名を「かもめの玉子の形状を真似した菓子」に変更することとなったもの。

同社営業部では「商品名が長すぎて売行きに影響が出るのでは」と懸念しており,今後の販売動向が注目される。


銘菓「ひよ子」[rakuten:kioskgift:353305:image]で知られるひよ子本舗吉野堂も同様の懸念から,商品名を「形がひよ子風」に変更,合わせて社名も「形がひよ子風本舗吉野堂」に変更する等,「全国の銘菓4,855品目中,約7割の商品で名称変更の動きがある」(農林水産省)という。



食品以外にも動きが広がっている。

東京ディズニーリゾートを運営するオリエンタルランドは1日,本年10月の東京ディズニーランド来場客数が前年比30%もの大幅減少となったと発表した。

これは,同社が10月から実施したキャラクターの「内容表示」徹底が主因であると見られている。


同社では,偽装表示問題をきっかけに「ミッキーマウスなど,園内をうろつくディズニーキャラクターは本物ではなく,中に人間が入った着ぐるみ人形だという事実は,偽装や隠蔽に当たるかどうか」という議論が沸騰。

最終的に「見かけはミッキーだが,中にはこういう人間が入っているのだということをきちんと表示する」という結論に達した。

これを受けて10月1日以降,園内を歩くキャラクターは,背中に「人間が入っています」という巨大な注意書きを表示するとともに,胸部には中に入っている人間の顔写真・氏名・年齢・特技等を記した縦80cm・横60cmの大型IDカードをぶら下げることとなった。

この日以来,喜んでキャラクターに駆け寄るものの,IDカードの顔写真を見てショックを受け泣き出す子供らが続出。

10月下旬には「中途半端な対応が問題。この際,着ぐるみも脱いでしまい人間の姿のままミッキーやミニー[rakuten:nuigurumi:619757:image]を演じるべき」という方針に修正されたが,「自分はミッキーだ」と言い張りながら大げさな身振りで踊る普通の成年男性・女性らの姿は,来場客のテンションを一気に下げる効果しか生まず,結果として来場客数の3割減という事態に追い込まれたもの。

11月からの対策として,同社では「身体に直接キャラクターの絵を描くボディペインティングで勝負」としているが,さらに客数は減少している模様だ。


迷走を続ける同社がいつ正気に戻るのか,ディズニーファンは固唾を呑んで見守っている。