トヨタ「プリウス」でも偽装発覚−車両床下にトヨタ社員

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世界初のハイブリッドカーとして各国で販売されているトヨタ自動車プリウス」に,大規模な偽装が発覚し,全世界に衝撃が走っている。



1997年に発売が開始された「プリウス」は,ガソリンエンジンと電気モーターを備えた,環境負荷の小さいハイブリッドカーとして人気を博してきた。

低速域では主に電気モーターを使用するとともに,下り坂では運動エネルギーを電気に変えて充電する等,電気エネルギーを効率的に活用することで燃費を抑えた点が評価され,これまでに44カ国での販売実績を誇っている。



同社の発表によると,プリウスの特徴である電気モーターについて,設計上出るはずのパワーが発揮されず,実際には電気モーターのみで走行することは不可能であることが1997年の発売直前に判明したという。

同社では発売自体の中止も検討したが,ブランドイメージに多大な傷がつくことを恐れ,「ハイブリッドというのは複数の動力源で動く,という意味。電気モーター以外であっても別の動力源が備わっていれば問題ないはず」という決断を下し,「設計改良までの応急措置」として,販売するプリウス全車の床下に同社社員を潜ませ,低速時には社員がペダルを漕いで車を前進させるという「人力ハイブリッド仕様」にひそかに切替えていたというもの。



応急措置として行ったこの人力プリウスだが,その後の電気モーターの改良が思うように進まず,100万台を超える販売実績を確保した今日に至るまで,この人力システムを継続せざるを得なくなっていた。

同社では社員採用を大幅に増やすことで急場を凌いできたが,トヨタの大量採用の理由が人材市場で話題になっており,これ以上事実を隠すのは困難と判断,今回の発表に至ったという。



今回のニュースに,プリウスのユーザーやトヨタ社員の家族らは衝撃を受けているが,一方では「なるほどそういうことだったのか」と得心する向きも少なくない。

プリウスオーナー歴4年という横浜市の立石剛さん(38)は,「低速で坂道を上るときに床下からうめき声のような音が聞こえることが多かったが,本当にうめき声だったとは」と感心する。

また,2005年に夫がトヨタに入社したという愛知県の主婦,金田未佐子さん(33)は,「トヨタ入社以来,夫の太ももの筋肉がものすごい勢いで発達してきたのでどんな仕事をやっているのかと思っていたが,これで納得した」と語る。



同社では,プリウスの床下に潜り込んでいる社員らから「毎日仕事が単調で我慢できない」等の苦情を受けていることもあり,今回の公表を契機に,開き直って「人力」の一層の活用を図る方向で検討を進めるという。

具体的には,床下に潜り込んだ社員のなじみの土地近辺ではカーナビ代わりに社員が自ら声を出して案内する「HCS(ハイブリッドカーナビゲーションシステム)」,運転者が眠たくなったら床下の社員が代わりに車をコントロールする「HDS(ハイブリッドドライビングシステム)」,トンネル内などテレビ・ラジオの受信ができないエリアに入ると床下の社員が勝手に歌い始める「HOS(ハイブリッドオーディオシステム)」等,床下の社員に仕事を次々に与えていく方針だ。



なお,今後は農林水産省の支援を受けて,床下に潜り込む社員には1日6個のにぎり飯が支給されることになった。

同省では「おコメのエネルギーで車を走らせるという意味では広義のバイオエタノール車とも言える」としており,下落傾向にある米価に刺激を与えたいという下心があるようだ。



様々な思惑とトヨタ社員を乗せて,プリウスはこれからも街を走り続けることになりそうだ。