日興コーディアル争奪戦,「裏の顔」が判明


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みずほ,三菱東京,三井住友の3メガバンクによる日興コーディアル証券争奪戦が,実は映画のPRイベントを兼ねていたことが判明,関係業界を唖然とさせている。



問題の映画は現在大ヒット公開中の「レッドクリフPART2」。

三国志の「赤壁の戦」を描いたこの映画のPART1は大ヒットを記録,今回の続編についても大々的な宣伝を実施していたが,中年以上の男性サラリーマンの観客が少ないことが興行上の課題と指摘されていた。
このため,「現実の社会と重ね合わせてみることが出来るようにすれば,これらの層も見に来るのでは」と考えた興行サイドが「3メガバンクの大手証券争奪戦とのタイアップ」という大規模なPRイベントを考えだしたもの。


PRイベント化するためには競争参加者が3社であることが絶対に必要であったため,入札参加に乗り気でなかったみずほファイナンシャルグループを口説き落とす等,関係者の必死の苦労が実り,3メガバンクの争いは新聞等でも大きく報道され始めていた。

しかし,これを「赤壁の戦」と重ねて見ようという風潮は全く盛り上がらないままに映画公開日を迎えてしまう,想定外の事態に。
最後のPRチャンスとも言える,入札結果を発表する昨晩の記者会見では,グルメレポーターの彦摩呂さんが乱入し,「まるで現代社会のレッドクリフや〜」と叫ぶと,会場の照明が一転して「レッドクリフ」のテーマが流れ始める,という演出が行われた。

だが,同時間に急きょ草なぎ剛さんの記者会見が行われたため,彦摩呂さん乱入の様子を撮影した報道陣はゼロ。ただの経済ニュースとして一部の新聞で報道されるにとどまった。


この映画は順調に興行収入を伸ばしており,「そもそもこんな無理なPRイベントを仕掛ける必要があったのか」(映画関係者)と首を傾げる向きも多く,「完璧に不発のPRイベント」として永く関係者の記憶に残りそうだ。