サラリーマン110番(56)オバマ大統領とのトップ会談に悩む私
(注意)本文に登場する企業,個人名等は実在のものとは一切関係ありません。
<相談内容>
47歳のサラリーマン。通信教育でおなじみの「ユーキャン」の社長室長を務めています。
先日,突然米国のホワイトハウスから電話がかかってきて,「5月にオバマ大統領が日本を電撃訪問する計画を秘密裏に進めている。訪日時には大統領のキャッチフレーズ『Yes,We Can』に縁のある貴社を訪問し,社長と会談したい」との要請を受けました。
社長に早速報告したところ,「社名をユーキャンに変更して本当に良かった」と涙を流して喜び,受諾するよう指示を受けました。
ただ問題は,前後のスケジュール調整のためか,会談時間が3時間もあることです。「ユーキャン」「イエスウィーキャン」以外に何の共通項もないため,間が持たなくなることは明らかです。
何か,会談の時間がつぶせる良い話のネタはないでしょうか。
<回答>
まず,その電話は絶対ホワイトハウスからかかってきたものではないと思います。
ひょっとして,カタコトの日本語だったのではないでしょうか。その場合,訪ねてくるのはたぶん,この人だと思います。
まあ,万に一つの可能性として本物のオバマ大統領が来社した場合の対応ですが,どう考えても会話だけで3時間持たせるのは無理なので,たとえば,貴社の通信教育講座の「添削指導」を体験してもらってはどうでしょうか。
「写経講座」「ペン習字講座」などで受講生から送られてきた答案をオバマ大統領が赤ペンで丁寧に添削するというのはなかなかシュールで絵になると思います。運よくオバマ大統領から添削を受けた受講生も喜ぶことでしょう。
ひょっとしたら,オバマ大統領は「いや,僕は日本語がわからないから無理だよ」と言うかもしれませんが,その時は全員で間髪入れずに叫んでください。
”No,You Can!”と。