Jリーグ,危機脱出に向けて奇策ーコングロマリット化に踏み出す


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。



大分トリニータなど,傘下クラブチームの経営難深刻化に苦しむJリーグ(社団法人日本プロサッカーリーグ)が,収支改善を狙って強引ともいえる組織拡大に打って出た。



10日の記者会見で鬼武チェアマンが,「わが組織が創造した『J○○』というネーミングを,日本中で様々な組織が勝手に使用している」と,該当する組織・企業名を挙げて,突然非難し始めた。
そのうえで「国民がこれ以上混乱することのないよう,我々『元祖J』が一肌脱いで,全体を束ねていきたい」と発言。

具体的には,該当する組織・企業それぞれに対して,JリーグからJリーガー1名ずつを役員として送り込み経営に関与し,Jリーグ所属選手らを企業CMに格安で出演させる代わりに,Jリーグ賛助会員として協賛金支出などを求めていくものだ。


名指しされた企業らは「今頃何を言い出すのか」「Jリーガーに経営を蹂躙されるいわれはない」と不快感を隠さず,会見の翌日以降始まったJリーグからの面会要請を拒否するなど,強い反発を示した。


しかし,面会を拒絶した企業では,深夜の本社ビルに何者かがサッカーボール状の鋼鉄製の球体を蹴りこんで,外壁が激しく損壊する等の事件が続発。
Jリーガーの仕業と断定する証拠も一切見つからないなか,外壁がボロボロになり,一部の企業などが「本社ビル倒壊を回避するためにはやむなし」と,要求受入を決断し始めるに至ったものだ。



現時点で,事実上のJリーグ傘下入りが決まったのは,,FM放送事業を営む「J−WAVE」,ニュートリノ実験で世界的に知られる「J−PARC」(茨城県東海村;大強度陽子加速器施設),発電所建設等を手がける「J−POWER」,「J−SOX」基準を定める企業会計審議会内部統制部会,「AJINOMOTOさらさらキャノーラ油」などでおなじみの「J−オイルミルズ」(旧・豊年味の素製油),日本航空系のコミューター航空会社である「J−AIR」の合計6組織。

Jリーグが「巨額の協賛金が期待できる」として狙っていた「JR」「JT」「JA」については,いずれも愛称の使用開始が「Jリーグ」という名称を公表した1991年より前であったため,獲得を断念した。



これらの企業などでは早速,現役Jリーガーでもある社外取締役らが参加した取締役会が開催され始めている。


「J−PARCセンター」の中性子基盤チーム」非常勤リーダーに就任した元磐田の中山雅史は,23日の運営会議で早速,「中性子のスピードは,僕のシュート速度の何倍くらいなのか」と質問。
「約1,000万倍です」というセンター長の回答に「それはすごい」と素直に感動していたという。


また,企業会計審議会内部統制部会には,既に引退した元Jリーガー・中田英寿氏が臨時委員に就任。「サッカーもチーム内統制が重要だが,大別して南米スタイルと欧州スタイルがある。JSOXはそのどちらに近いと言えるか」と質問,他の委員を唸らせた。


Jリーグでは,「せっかくJリーグ傘下に入ってもらったのだから」と,6つの組織間の連携による新たなビジネスの可能性も追求していきたいとしている。

現在話が進められているのは,「J−PARCセンター」と「Jーオイルミルズ」の業務提携。
直径5kmと言われる陽子加速器(50GeVシンクロトロン)を使ってオリーブの実を超高速で回転させ,世界最高純度のエクストラバージンオリーブオイルを搾り出す,という案だ。試算では1リットルあたりの製造コストが30億円になる点がネックとなっており,「量産化によるコストダウンを期待したい」(J−オイルミルズ)としている。


Jリーグは更なる組織拡大を考えている模様で,次のターゲットではないかと噂されている歌手の浜田省吾さん(代表曲「J−BOY」)は「不安で夜も眠れない」と嘆いているという。


今後のネーミングにはうかつに「J」を使わないよう,気をつけた方がよさそうだ。