世界初の「食用滑走路」誕生へ−公共事業に革命


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。



来年10月に供用開始予定の羽田空港D滑走路が,世界でも初の「食べられる滑走路」になることが18日公表された。「新しい公共事業の姿」を示すものとして内外の高い関心を集めている。



羽田空港再拡張事業の中核である「D滑走路新設工事」は18日までに基盤部分の工事を終え,19日からは順次滑走路本体の舗装工事が開始される。

この工事に「世界初の食べられる舗装材」が使用されることになったものだ。


工事に当たる五洋建設の幹部は語る。
政権交代が今後は一般的になるとすれば,公共工事も途中で方針が変わってしまう可能性がある。途中で中止された工事をどうするかを真剣に考える必要があった」


そんな中で考え出されたのが「食用建設材による公共工事
工事が途中で中断した場合は,既に完成した部分を食べてしまえばいいし,無事に完工した場合には,「緊急時用の食糧備蓄」と位置付けるなど,食糧安全保障の観点も絡めている。


五洋建設からこうした提案を受けた国土交通省の前原大臣は「まさに新時代の公共工事だ」とこのアイデアを高く評価,早速現在進めている羽田空港拡張工事から導入するよう指示を行ったものだ。



最大の問題は,「建設材として耐えられる食糧」をどう見つけるか,という点だったが,これを一気に解決したのが,福岡県北九州市で古くから愛されている銘菓「くろがね堅パン(かたぱん)」だ。

[rakuten:kenkocom:10081755:image]

「鉄のように堅く,噛めば噛むほど味が出る」というキャッチフレーズで親しまれているこの銘菓は,そのあまりの硬さで,北九州市民3人に1人が歯を折った経験があるという,いわくつきの食物だ。
堅パンは水に濡れても容易には溶けず,口に入れてもこれが食べ物だということにはなかなか気付かない


本年11月にフランス・ツールーズにあるエアバス社試験滑走路の中央部に堅パン40万枚を敷き詰めて,世界最大の旅客機であるエアバスA380を50回着陸させたが,1枚として割れないという驚異的な耐久力を証明,今回の羽田空港D滑走路への採用が本決まりとなったという。

2500m×60mというサイズのD滑走路に必要な堅パンの枚数は約6000万枚と推測され,製造元の株式会社スピナは「頑固に堅さを守ってよかった」と突然の超大型注文に沸きかえっている。



今後の公共工事で食用建設材の需要が急拡大することをにらんで,早くも全国の食品メーカーが「食品としての限界を超える硬さ」の実現にチャレンジし始めている。


田中義剛氏が経営する「花畑牧場」では,大ヒット商品の「生キャラメル」をベースに「スーパーハード生キャラメル」を試作,「10年なめても溶けません」というキャッチフレーズとともに30日から新千歳空港で試験発売を開始するという。

土木建設業界と食品業界の姿を一挙に変えることになりそうな今回の取組みがどう展開するか,注目される。