マリアナ諸島沖に「コロンブスの卵」が実在−「ウナギの卵」発見に続く快挙


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マリアナ諸島沖で世界で初めて天然ウナギの卵を発見,採取した東京大学九州大学等の共同研究チームが,今度は「コロンブスの卵」が実在することを発見するという偉業を成し遂げた。



同チームは,平成21年に天然ウナギの卵の採取に世界で初めて成功した後,今年6月には150個という大量採取に成功。謎に包まれたウナギの生態解明や,卵⇒成魚⇒卵という完全養殖の実現に向けて期待が膨らんでいる。


6月に大量採取に成功した際,採取用のネットには,ウナギの卵以外に,直径3cm程度の卵状の物体が4,000個以上かかっていた。
ウナギの卵採取に沸きかえるチームは「何の卵か分からないからとりあえず冷蔵庫に」と保存。その後,保存していたことを失念したまま,船は日本に戻ってきた。
船内清掃の際に,冷蔵保存された卵が発見されたが,もはやウナギのことしか頭にない研究チームメンバーらは「面倒くさいから調理して食べちゃえ」と,打ち上げパーティの料理の材料とすることに。大量のゆで卵は「ウズラの卵に近い味」(研究員の九州大学・中野耕一さん)であり,玉子焼きやオムレツも含め,大量の卵料理でパーティは大いに盛り上がった。


翌朝,研究員らは目覚めた途端,頭の中から「既成概念を打ち破る,斬新な実験アイデア」が次々に湧いて出てくるという現象に見舞われ,ちょっとしたパニック状態となった。
研究室に次々集まったメンバーらは興奮気味に,自分が思いついた斬新なアイデアを語り合い,わずか3時間で合計950個もの研究アイデアが披露された。


「なぜこんなに次々アイデアが湧くのか」と研究員らはその原因を捜し求め,「昨日食べた卵が脳の活性化を激しく促したのではないか」という仮説に達した。
その後,残った卵を利用した2週間にわたる検証実験の結果,1個食べるごとに2〜3個の「逆転の発想による,思いもよらないアイデア」を授けてくれることが判明した。


研究チームはさらにこれらの卵の孵化を試みたところ,1週間後には卵の中から体長8cm程度のヒトによく似た体型の生物が出てきた。
孵化した15匹の生物は,「ソウゾウハムズカシクモホウハヤサシイ(創造は難しく,模倣は易しい)」というコロンブスの名言をつぶやきながら,一列になって東の方角に移動し始めた。研究室でその方角を正確に測定した結果,コロンブスが新大陸発見時に最初に上陸したサンサルバドル島に向かおうとしていることが判明。
これらの事実から,この謎の卵が,実在しないと思われてきた「コロンブスの卵」であると断定,8月28日発行の「サイエンス」誌で発表した。


この発表には,歴史学者生物学者など様々な分野の研究者が衝撃を受けたが,民主党の岡田幹事長が「この政治的閉塞状況を打破するアイデアを出すためには是非必要」と,民主党所属国会議員の人数分の卵を譲渡するよう,研究チームに要請。
これを聞いた自民党の石破政調会長は「与党の地位を濫用する要求だ」だとして,野党にも分け与えるよう要求,限りあるコロンブスの卵を誰に食べさせるのがいいのか,という問題となった。
これについて,ある政府首脳が「どう配分すればいいのか,画期的なアイデアを出せるよう,まず俺に1個食べさせろ」と要求したが,研究チームのリーダー,中本俊一さんは「卵で得られる発想のレベルは当然ながら,その人が身につけている哲学や知識などのレベルに比例する。基礎がなければ結局無意味な場当たり・思い付きレベルのアイデアしか出てこない」と説明,この首脳を沈黙させた。


なお,共同研究チームは日本への帰路,伊豆諸島・新島沖300mの海中でも,回遊中の謎の生物を発見。網で捕獲して引き揚げ調査した結果,夏休みでスキューバダイビングを楽しんでいた都内の私立医大生という「医者の卵」であることが判明,「3番目の卵」として学会で発表するかどうか議論されたが,「さすがに悪ノリだ」として断念,医者の卵は再び海に放たれたという。



コロンブスの卵がどのように活用されることになるのか,また,母なる海で次はどのような卵が発見されることになるのか,研究チームの動向から目が離せない。