亀田3兄弟,ノーベル物理学賞有力候補に急浮上


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


ボクシングの亀田3兄弟が突如,ノーベル物理学賞の有力候補に浮上し,内外関係者に衝撃を与えている。
これは,毎年ノーベル賞有力候補を予想しているロイター社が15日に発表したもので,候補とした理由は「ヒッグス粒子の挙動制御に成功したと見られる」というもの。



ヒッグス粒子は,素粒子に質量をもたらす粒子として,その存在が理論上予言されてきたもの。長年,その実在の確認ができなかったが,この13日にCERN(欧州合同原子核研究機関)がヒッグス粒子の存在を高い確度で確認したことを発表したばかりだ。



亀田3兄弟はこの研究には全く関わっていないが,思わぬことから意外な関係があることが明らかになった。


7日に行われた3兄弟の世界タイトルマッチ戦。
試合前日の計量で,3兄弟はそれぞれ一発でパスした。しかし,彼らについては以前から「体重の割にはパンチが重い」と噂されていたこともあり,関係者が「非公式でもう1回計ってみよう」と勧め,3分後に再計量を実施。
すると,一切飲食をしていないにも関わらず正式計量から3名の平均で2.4kgも体重が増えていることが判明した。
正式計量との違いは,体重計に乗る直前に両腕をブンブン振り回したか否かという点だけ。
この結果に興味を抱いた素粒子論の益川俊英教授(2008年ノーベル物理学賞受賞)が3兄弟のもとに駆けつけ,試合翌日の8日から3日間,徹夜で体重測定実験を繰り返した。


その結果,益川教授が得た結論は「亀田3兄弟が両腕を超高速でグルグル回すことで,彼らの周辺に存在するヒッグス粒子が吹っ飛び素粒子の『重さ』が一時的に減少するため,最大で15秒程度,体重が軽くなる」という衝撃的な推論だ。


「腕を振り回すくらいでヒッグス粒子を追い払えるわけが無い」という理論物理学の常識に反する推論だが,益川教授は「様々な対照実験を行った結果,この推論以外の結論はほぼあり得ないという結論に至った」「この現象は,亀田3兄弟の腕力が生んだ稀有なものだ」と熱く語った。


益川教授は,「才能あふれるボクサーの筋肉であれば,同様の現象が発生しているはず」と考え,過去の名ボクサーとして知られるモハメド・アリ具志堅用高らの世界タイトルマッチのビデオを徹底分析。
その結果,彼らも同様に「身体の周囲のヒッグス粒子を追い払う」効果を実現していたことが判明。この効果で体重が試合中に軽くなったため,「蝶のように舞い,ハチのように刺す」ことが出来た,と分析。


益川教授はこれらの驚愕の推論について「これが事実だとしたら,それは私の手柄ではなく,亀田3兄弟の功績だ」と述べたことから,ロイター社の受賞候補者リストに名前が挙がったものだ。


この話をマスコミから伝えられた亀田3兄弟は,まんざらでもない様子。
これまで「3兄弟世界制覇」「兄弟それぞれが2階級制覇」等の目標を掲げてボクシングに取り組んできたが,「こっちの方が凄そう」(長男の興毅さん)として,「3兄弟でノーベル賞全部門制覇」に生涯の目標を切り替える意向だ。


具体的には,次男の大毅さんが来年1月に出版予定の初エッセイ「俺がリングで歌わなくなった20の理由」(青春出版社)でノーベル文学賞を狙い,3兄弟および実父がボクシング界の関係者と心からの和解を実現させることで平和賞に名乗りを上げ,さらに「気合だけで試合中の出血を止める技を完成させる」(三男の和毅さん)ことで生理学・医学賞にチャレンジする,といった具合だ。


これまでティンバーゲン兄弟しか成し遂げていない「兄弟でノーベル賞受賞」や,キュリー夫人とポーリングしか達成していない「複数部門での受賞」という記録に亀田3兄弟がどう挑むのか。そしてこの挑戦に,TBSはどう絡むつもりなのか。様々な意味で注目が必要だ。