「あまちゃん」「半沢直樹」合同で続編制作へ

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2013年度上期を代表する大ヒットドラマの続編が,共同制作されることが明らかとなり,話題を呼んでいる。


NHKあまちゃん」・TBS「半沢直樹」は,制作サイドの想定を超える大ヒットを記録したが,いずれもこの9月で放映が終了する。
視聴者や局内からは続編の待望論が沸き起こっているが,続編というものは前作の視聴率を超えられないのが常だ。「その壁を何とか破れないか」という思いを持っていたNHK・TBS両局が,密かに協議を重ねた結果,「続編を両局で共同制作・放映することで話題を集め,高視聴率を獲得する」というプランで合意した。


両局で作成した「番組制作基本計画」によれば,その概要は次のとおりだ。


まず番組名は,それぞれの番組名から一部をとる形で「半沢ちゃん」とすることで決着している。

次に放映日は,最近の日本TVドラマでは例のない「毎日放映」方式がとられる。具体的には,月〜土は,NHKが現在の連続テレビ小説枠を使って毎日15分ずつ放映。その話の続きを,日曜日夜にTBSが,毎回2時間枠をとって放映するという方式だ。

そして肝心のストーリー。

真に生活者,事業者のための金融マンでありたいという理想を追求する半沢直樹は,メガバンクでの仕事に限界を感じ,岩手のとある港町の信用金庫に転職することになった。
大銀行で抜群の実績を挙げてきた半沢に,新たな職場の役職員らの期待は高まる一方だ。銀行社宅での人間関係にうんざりしていた半沢の妻も,新しい環境で伸び伸びと暮らし,地元の海女達ともすっかり仲良くなり,素潜り漁を学び始めた。


融資部長として働き始めた半沢は,地元の海女の一人,天野アキのローンの返済が滞りがちになっていることに気づく。アキは,アイドルになるためのレッスン費用等を信用金庫で借りていたのだ。
延滞の理由をやさしくアキに尋ねた半沢は,夜更けの海岸に案内される。そこで半沢が見たものは,密漁者達による違法な乱獲だった。この影響でアキたち海女の収入が激減し,ローンの返済に影響が生じていたのだ。


穏やかな浜の暮らしを脅かす密漁に対して怒りを爆発させた半沢は,海女達を集めた。
「獲られたら獲り返す。倍返しだ!」

自らも海に入りながら,海女達を鼓舞激励する半沢。その結果,漁獲量は急増し,収入も大幅に増えて,ローンの延滞問題は解消した,かに見えた。

しかし1ヵ月後,再び海女達の収入が激減する。密漁に加え,半沢の指導による乱獲がとどめを刺す結果となったのだ。
水産資源は有限であり,適切な資源管理がないと持続可能な漁業は成立しないという当たり前の事実の前に愕然とする半沢。どうしてくれるんだ,と詰め寄る海女達の前に,半沢はただ土下座するしかなかった。


自らの失態を取り返すため,半沢は思い切った賭けに出る。
「水産資源での失敗は,水産資源で返す。100倍返しだ!」


半沢が思い立ったのは,ウナギの商業ベースでの完全養殖の実現だ。
養殖ウナギの稚魚となるシラスウナギの漁獲量は近年激減しており,その影響でウナギ成魚価格も高騰,日本人の伝統的スタミナ食であるウナギの蒲焼が絶滅の危機に瀕している。
「日本人に,安心してウナギを食べ続けさせたい」そう考えた半沢だが,完全養殖実現のためには,安定したウナギの産卵環境確保と孵化技術の確立が不可欠。
この難問に立ち向かう半沢は,ニホンウナギの産卵が確認されたことのあるマリアナ諸島西方海域に,自腹でチャーターした漁船で向かうことを決めた。

しかし,広く深い海からどうやってウナギの卵を見つければよいのか分からない半沢。
たまたま,近くのサイパン島で,アキがアイドルとしてグラビア撮影に臨んでいることを知った半沢は,船を向かわせ,アキのもとに駆け寄り,頭を深く下げる。
頼む,マリアナの海に潜って,ウナギの卵を見つけてくれ


アイドルとしての仕事と,日本の水産業の未来という,難しい選択を迫られたアキ。果たして彼女が下した決断は・・・。そして半沢は日本漁業界に明るい未来をもたらすことが出来るのか・・・。



この異色の取組みには,他のテレビ局も強い関心を抱いており,関係筋によると,テレビ朝日が「当社の『相棒』も参加させてもらえないか」という打診を行った模様。NHK・TBS両局は「ストーリーが複雑になりすぎる」として謝絶しているが,同様の申し入れは他局からも相次いでいるものと見られる。

日本のTV界を抜本的に変革しそうな,このドラマの行方から目が離せない。