訪日観光客誘致策で官邸が暴走−日本国民に衝撃

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訪日外国人旅行客数の飛躍的拡大のために,官邸がとんでもない計画を内々進めていることが明らかとなり,国内外に混乱が広がり始めている。


2013年の訪日外国人旅行客数は,政府がこれまで目標としてきた1,000万人を史上初めて上回ることが確実となった。
しかし世界レベルで見ると,この水準はまだまだ極めて低いのが現実だ。世界トップのフランス(年間8,000万人超の観光客を受入れ)に遠く及ばないのは勿論,面積では日本の1万分の1にも満たないマカオを訪れる観光客数よりも少ない。
そうしたなか,一部報道により,官邸で密かに計画されていることが明らかになったのが,「地球外から日本への観光客誘致」構想だ。


報道によれば,官邸では「1,000万人は確かに一つの目標だったが,GDPに与える影響はせいぜい2〜3兆円の消費増。経済政策上意味のあるものにするには,少なくとも訪日観光客数を1億人以上にする必要がある」と見ている。
そのためには,従来型の観光客誘致戦略を抜本的に見直す必要があるとの判断のなか,「需要フロンティアの拡大」という観点から,「地球外からの観光客誘致」構想が急浮上したものだという。


地球外生命体の存在およびその場所については諸説あるが,高度な文明があれば地球への訪問が可能と考えられる範囲内に,最大で50種の生命体が存在する可能性があるとされている。
関係筋によれば,既に観光庁では関係機関と連携して,これらの生命体が存在すると思われる太陽系外の惑星に対して「VISIT JAPAN」キャンペーンの電波CMを発信しているという。
また,どのように調査したかは不明ながら,宇宙からの旅行者に人気が出そうな観光スポットとして「葛西臨海公園」「鳥取砂丘」「伊香保温泉」「首里城」などを特定,これらの運営管理者に対して,観光客増加に備えた対応をとるよう,非公式に促している模様だ。
また,来訪客が搭乗してくると思われるスペースシップについては,成田国際空港を離着陸拠点として指定することで,地球内国際化の進む羽田空港との棲み分けを図る方針だ。


こうした情報が一部マスコミで報じられた20日,菅官房長官の定例会見での質疑は本件に集中した。
官房長官は冒頭,「報道された件について検討を行っているのは事実」と認め,場内はどよめいた。

以下は,会見での主な一問一答。

Q 地球の通貨を持っていない地球外生命体を受け入れても経済効果がないのでは?
A 地球外の文明の利器を物々交換で受け入れれば,その経済価値は計り知れない。

Q 訪問客が日本を気に入ってそのまま住み着いたらどうするのか?
A 人口減少時代を迎えている日本としては,広い意味での移民受入れの一環として前向きに捉えるべきではないか。

Q 悪意をもった地球外生命体が人類を滅亡させてしまうリスクもあり,国際社会できちんと議論すべき問題ではないか?
A 然るべき対応をとっているが,その内容は特定秘密に該当する。

Q どのように宇宙人とコミュニケーションをとるのか?
A (ニヤリと笑いながら)○※▲$#・・・。


政府の本気度を示したこの会見は,NHKにより生中継されていたため,国内はたちまち騒然となった。
観光庁には「そこまでして観光客を受け入れる必要があるのか」「宇宙人に食べられたらどうしよう」などという苦情・相談の電話が殺到。
また,米国大使館のケネディ大使はすぐに官邸に乗り込み,「地球の平和に関わる重大な案件であり,米国政府を代表して詳細な情報を要求する」と安倍首相に直談判するなどの騒ぎになっている。


珍しい色の皮膚を持つ観光客や,身長4mを超える旅行者などをどうやって「おもてなし」するのか,あるいはしないのか,日本国民として関心をもって見守る必要がありそうだ。