FIFAワールドカップ,日本提案の新ルール採用へ

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。

4年ごとに開催され,世界を熱狂させるサッカーのFIFAワールドカップ
「もっと頻繁に見たい」というファンの要望に応えるべく,本大会と本大会の中間年に「中間ワールドカップ」(通称:裏ワールドカップ)が開催されることが決定している(初回:2016年にカナダで開催)が,24日,その開催ルールについて日本の提案が採用されることが内定した。
これまで,様々な競技で自国に不利なルール変更を強いられてきたわが国にとって,画期的な成果であると評価する関係者が多い。



今回,日本が提案したのは「裏ワールドカップならではの意外性の演出」だ。



サッカーは世界のほとんどの国に競技者が存在するワールドワイドなスポーツ。その分,各国間の実力差にはいかんともしがたいものがあり,ワールドカップ本大会への出場や優勝は,実力のある一部の国に限られてしまうのが実情だ。
このため,FIFAランキング上位の国ではサッカー人気は非常に高いものの,ランキング100位以下の国では国民が全く関心を持たず,ナショナルチームの試合結果すら全く報道されないのが現実だ。
欧州を中心とするサッカービジネス界の喫緊の課題は,世界中におけるサッカーへの関心をさらに高め,放映権料等の収入を増加させていくこと。そのためには,こうした国々における人気と関心を高めることが重要であるとの見方は一致していた。



そうしたなか,日本がこのニーズに完全にマッチした新ルールを提案した。



まず開催方式は,長期間にわたる各地区別の予選を経て出場チームを決定する本大会方式ではなく,全世界の参加希望の全チームによる「ノーシード・トーナメント制」を採用する。
いわば「一発勝負」だが,その分,出場選手・チームの負担が軽くなるというメリットに加え,従来であればあり得なかったランキング100位以下のチームと優勝候補の対戦が実現するなど,世界各国での関心を高めることができる。



これに加えて,日本が提案した切り札が「ハンディキャップ制の導入」だ。
競馬などで実例のある,能力・実績を踏まえたハンディキャップ制をサッカーにも導入することで,実力差のあるチームの対戦をより緊張感あふれるものにする,というものだ。
具体的には,FIFAランキングトップ10の各チームにはハンディなし。それ以下のチームについては,FIFAランキングが5位下がるごとに,出場選手数を1名ずつ追加する。つまり,ランキング1位のスペインは,従来どおり11名の選手がピッチに立つが,ランキング17位のコートジボアールであれば+2名の13名,同じく47位の日本は+8名の19名で戦うことができるということだ。



26日に開催されたシミュレーション・マッチでは,ランキング103位のカタールと,ランキング181位のモンゴルが対戦。
カタールの選手30名とモンゴルの選手46名の計76名が入り乱れるピッチは,「単なる人混みにしか見えない」「気のせいかもしれないが,モンゴルチームの中に朝青龍がいた」などネガティブな見方も出たものの,「15対16」というスコアでモンゴルが勝つという結果には「ハンディの設定がすばらしい」「ゴールもたくさん見ることが出来て満足」など,肯定的な評価が大半を占めた。
主審を務めた青木誠司さん(39)は「選手が多すぎてプレーがほとんど確認できない」といった問題点を指摘したが,FIFA幹部は「慣れれば何とかなるだろう」と楽観的な見解を示した。


この,降って湧いたようなチャンスに,色めき立っているのがタレントの猫ひろしさん(36)。
ロンドン五輪にマラソン選手として出場すべく,カンボジア国籍まで取得したものの,結局出場がかなわなかった猫さんにとって,五輪並みに世界の注目を集めるワールドカップに出場できるのであれば,くやしさを晴らすことが出来る。
FIFAランキング189位のカンボジアは,47名の選手が出場できるため,猫さんはこの枠を目指すべく,サッカーの勉強を始めた模様だ。
万一,カンボジア代表としての出場がかなわない場合には,FIFAランキング最下位(207位)のブータン帰化することも視野に入れているという。ブータンはランキング上,51名もの選手が出場可能であるにもかかわらず,国内のサッカー競技人口が30名程度であるため,海外からの選手獲得には積極的であると見られており,いずれにしても猫さんの悲願はかなうことになりそうだ。


ワールドカップ本大会とは何か,公平とは何か,そして国とは何か,様々な問題を考えさせる「裏ワードルカップ」開催まで2年。今後の各国の動向に注目が必要だ。