ソチ五輪・意外と知られていない注目の競技ガイド

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2月7日にいよいよ始まるソチ冬季オリンピック
日本では,ジャンプやフィギュアスケートなど,日本人選手が出場する人気競技ばかりに注目が集まっているが,現地では今回大会から導入される新競技・種目に関心が集まっている。
今日は,日本のマスコミが全く取り上げていないこれらの種目を紹介する。なお,地デジ・BS・CSを含め,国内でのテレビ放映の予定は一切無いので,気になる人はYouTubeをチェックしよう。



ボブスレー(56人乗り)

ボブスレーは,映画「クール・ランニング」で一躍世界的な注目を集めるようになった競技。2人乗り・4人乗りの2種目のみで開催されてきたが,今回新たに56人乗りという巨大ボブスレーが新種目として加わることになったものだ。
1月17日,ソチ五輪の特設会場で試験走行のため,初めて姿を見せた56人乗りの威容は,ボブスレーというよりも大型観光バスといった趣。巨体が突進するすさまじい迫力に,観客からは「ブラボー」という感嘆の声があがった。
56人中,52人はただ乗っているだけで,特に操作には加わらない点や,表彰式で大量のメダルが必要になることが難と言えば難だが,新たな人気競技として定着する可能性は十分にありそうだ。


野生柔道(男子)

今回,公開競技として導入されたのが「野生柔道」。今回は男子のみで試行し,もし人気が出れば次回大会(韓国・平昌)から正式競技に加わることが見込まれる競技だ。
これは,夏季五輪の正式競技である柔道が,階級制・ポイント制の影響により「チマチマした競技に堕している」(国際柔道連盟関係者)という批判を受け,「柔道本来の凄みを取り戻すため」(同)に,プーチン大統領の賛同を得て導入されたもの。
ルールは極めてシンプルであり,出場選手が1人ずつ冬山に柔道着で入山し,そこで最初に出会った野生動物と闘う,というものだ。
熊と出会うか,鹿と出会うか,リスと出会うか,運次第で大きく結果も変わるが,もともと「冬季五輪の野外種目は天候次第で大きく左右されるもの」(IOC関係者)であるため,競技関係者に違和感は無いようだ。
残念ながら,全日本柔道連盟がこの公開競技の存在に気付かなかったため,今回の日本人選手の参加はないが,お家芸でもあり,やはり日本人としては注目しておきたいところだ。


砕氷競泳

これも夏季五輪の正式競技を冬季に持ち込むチャレンジングなもの。寒さで1〜2cm程度の氷が張った屋外プールに飛び込み,氷を割りながら前に進むという,「人間砕氷船」のような種目だ。
通常の競泳であれば自由形・平泳ぎ・背泳ぎ等の種目があるが,砕氷のしやすさからバタフライ1種目のみとなっており,また,体重により有利不利があるため,水泳としては初の階級制が採用されている。
氷を割る腕力,鋭利な氷で傷付いても負けないタフさ,零度以下の水温に耐える我慢強さ等が求められる,冬季五輪最強の種目といえる。
サプライズでプーチン大統領自らが出場するとの噂もあり,競技当日が待ち望まれる。