ソチ五輪,後半競技から表彰方式を大幅変更へ

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既に日程の半分近くが消化されているソチ冬季五輪だが,国際オリンピック委員会は15日,全競技の表彰方式を変更すると発表,即日実施された。
現在,1位〜3位までの選手にメダルを授与し,8位までの選手を「入賞」としているが,これを「1位〜9位までの選手にメダルを授与」する方式に変更するというものだ。



オリンピックに出場する選手は,メダルの有無でその後の人生が大きく変わると言われる。
国によっては,メダルを獲得すれば国家から引退後の生活を完全に保障されることもあるなど,選手にとってはまさに死活問題。どんなに厳罰を課してもドーピングが根絶できないのも,こうした事情があるからだと言われている。
そして今回の大会でも,早くも数名がドーピング検査で「クロ」判定を受ける事態となったことから,業を煮やしたトーマス・バッハ会長が,「メダル授与対象者を大幅拡充する」という決断を下したものだ。


議論になったのは,メダルの材質だ。
当初,1位〜3位までは従来どおり「金・銀・銅」とする予定だったが,「それではやはり3位以内にこだわってしまう」という会長の意見もあり,9種類のメダルを制作したうえで,どの順位の選手にどのメダルが渡されるかは,その都度,くじ引きで決定することとなった。
15日,はじめて披露された9種類のメダルは「プラチナ」「チタン」「タングステン」「ニッケル」「大理石」「帆立」「はまぐり」「牡蠣」「ビーフジャーキー」の9種類。「帆立」「はまぐり」「牡蠣」メダルは,貝殻を利用したもので,貝の内側に美しい風景画が職人の手作業で一つ一つ描かれている。また「ビーフジャーキー」メダルは,適度な硬さと日持ちの良さが決め手となった模様だ。


この方式がはじめて適用された女子スキーアルペンスーパーGの表彰式では,優勝者のギザン選手(スイス)がくじ引きの結果「はまぐり」メダルを獲得,「ビーフジャーキー」メダルは3位,「プラチナ」メダルは7位の選手に授与される結果となった。
はまぐりメダルを受け取ったギザン選手は「優勝という結果には満足しているけど,ちょっと複雑な気分」とコメントしている。


また,表彰台も9人全員が登壇できる大型階段状のものに変更された。ただ,段数が増えて1位の選手が上るのに時間がかかるなどの問題もあり,現在改善策が検討されている模様だ。

この表彰方式変更により,後半の競技が盛り上がるのか盛り下がるのか,注目が必要だ。