安倍政権の「求心力」の正体が判明−宇宙物理学者が発見

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依然として高い内閣支持率に象徴される安倍政権の「求心力」に興味を持った宇宙物理学者の分析結果が,政界を揺るがし始めている。


東京大学・ビッグバン宇宙国際研究センターの横山順一教授は,安倍政権が過去の政権と比べて極めて強い権力を保持し続けていることに,常々疑問を抱いていた。
たまたま同センターの同僚らと雑談していた際に,皆が同じ疑問を持っていたことから,「趣味の研究」という位置付けで,同僚2名とともに安部政権の「求心力」が何によって構成されているか,分析作業を試みることとなった。

政治学的アプローチと物理学的アプローチの融合という,珍しい手法による解析結果は,かなり意外なものとなった。

安倍政権を構成する人員の個人的能力,人脈,財力といった,外部から検証できる構成要素では,求心力全体のわずか4.9%しか説明できないことが判明。
政治学的アプローチを駆使して,「外部からは見えない人脈,財力,機密情報」等が求心力の26.8%を構成していることまでは突き止めたが,それ以外の68.3%については「現在の科学では解明できない謎の政治的エネルギー」で構成されているという結論となった。

この算定結果に,同センター内は騒然となった。これらの数字が,宇宙を構成する要素の比率と一致したからだ。


宇宙が何によって構成されているかという研究は,この20年あまりで急速に成果を挙げてきている分野だ,原子等,既知の物質が宇宙全体に占める割合はわずか4.9%とされており,未知の物質である通称ダークマター暗黒物質)の割合が26.8%,それ以外の68.3%は未知のエネルギーであるダークエネルギー(暗黒エネルギー)により満たされているというのが現在の通説。
この比率が安倍政権の求心力の構成と全く同じであることに,横山教授らは目を疑った。

数度にわたる検証を行ったが結果は変わらず,意を決した横山教授らは,この結果を世に知らしめることを決意。どのような方法で公表するべきか迷った教授らは,科学界における権威である「Science」誌と,国際政治分野における有力誌である「Foreign Affairs」誌に論文として投稿したところ,ダブルで掲載されるという史上初の事態となった。


永田町ではこの論文の解釈をめぐり,激しい議論が始まっている。
自民,公明の両与党はこの結果について「大宇宙と成分が同じということは,現政権がいかに自然体であるかを証明したものだ」と評価している。
一方,野党では,民主党が「謎のエネルギーの正体が何なのか,首相には説明責任がある」と批判しているほか,社民党は「安倍首相は実は宇宙人ではないのか」と国会審議を要求,生活の党は「わが党の構成要素は小沢一郎100%で極めて明快」と,開き直って「分かりやすさ」をアピールするなどしている。

横山教授は,マスコミ各社の求めに応える形で,過去の主要政権についても同様の分析を実施。
民主党鳩山由紀夫政権では,閣僚個人の能力等の構成要素が全体の130%を占め,逆に謎の「負のエネルギー」マイナス30%が生じていたことが分析結果として判明。
この結果は,「宇宙物理学の常識を覆すものだ」として学界に衝撃を与えており,全世界から有力学者らが調査のため,鳩山元首相への面会を求めているという。


9月にも予定されている安倍内閣改造により,この構成比率がどう変わるかという点も含め,今後の研究調査の行方に注目が必要だ。