日本ハム・大谷,「二刀流」卒業へ―来年度から「七刀流」に挑戦


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今シーズンも既に投手として両リーグトップの8勝を挙げ,打者としても随所で巧打を見せている北海道日本ハムファイターズ大谷翔平選手。
世間から「絶対無理」と言われていた「二刀流」を見事に実践し,いよいよ昔からの夢であった「大リーグ挑戦」に心が一段と傾き始めていることに危機感を持ったファイターズ経営陣が,また新たな「挑戦プラン」を大谷に提示した。
大谷翔平レインボードリームプラン−七刀流への挑戦―」と題されたプレゼン資料に,大谷は「誰もやったことのないプランで,挑戦のしがいがある」と評価,これを受け入れる意向を表明した。



この「七刀流プラン」は,投手・打者という2つに,あと5つのポジションを加えて,そのすべてをこなさせるという破格の内容だ。



最初に加えられるのは「監督」というポジション。
中日の谷繁をはじめとして,選手兼任監督自体に先例はあるが,いずれも現役としてのピークを過ぎた選手が担ってきた。大谷のように現役バリバリの若手が監督を兼任するというのは例がない。
実現すれば,日本ハムの栗山監督は職を失うことになるが,「大谷の無限の可能性をさらに広げるためなら,いつでも辞任の覚悟はある」と潔い姿勢を表しており,これが大谷の心を動かしたという見方もある。
ただ,「年下の監督」に対する選手の反発も予想され,「暴れん坊将軍」こと中田翔選手が反旗を翻す可能性もあると見られている。


4つ目の役割は「主審(審判)」だ。
特定のチームに所属している現役選手が主審を兼任するのは,中立性の観点から問題があるという声も強いが,「判定する立場とされる立場の両方を理解する人間が生まれることで,プロ野球界が大きく生まれ変わるのではないか」と期待する向きもあり,これも実現の可能性が高そうだ。


5つ目は球界とはもはや関係のない「競馬騎手」だ。
体幹が鍛えられていてバランス感覚がいいことから,騎手としても大成するという競馬評論家の意見を踏まえて,プランに組み込まれたものだ。
ただ,一般の競馬の場合,大谷は身長・体重制限により騎手になることができないため,身長制限のない北海道の「ばんえい競馬」騎手を目指すことになるという。
存廃をめぐる議論もある「ばんえい競馬」にとっても,超目玉騎手の誕生は願ったりかなったり。万全のサポート体制を組んで「騎手・大谷翔平」誕生をバックアップする方針だという。


6つ目はスポーツ界にすら関係のない「医師」への道。
北海道大学医学部との全面提携により,シーズンオフとなる毎年11月〜1月の3か月間に集中的に講義・実習等をこなして,早ければ平成30年の国家試験に挑戦するというもの。
どう考えても無謀に見える挑戦だが,フロント陣の「米国では医学部出身の大リーガーも珍しくない」「球界で万一ダメになってもつぶしが効く」という殺し文句に,大谷もその気になった模様だ。


7つ目は,もはや「なぜ大谷が」と言いたくなる「パティシエ」への道。
これもフロントの「誰もが驚く意外な才能を隠し持っていた方がいい」という口説き文句に加え,有名パティシエの辻口氏が週3回,直接指導を行うというプランに,スイーツ好きとして知られる大谷の心が傾いたものだ。


どれ一つをとっても,極めるには遠大な努力と高い才能が求められる道ばかり。
さすがの大谷でもちょっと無理ではという見方が強いが,「剛速球を生み出す大谷のしなやかで強靭な腕力があれば,難易度の高い外科手術も安定してこなせそうだし,パティシエとしても超高速でメレンゲを作れる等,その才能は十分生かせる」とこのプランを支持する向きも少なくない。


球団フロントの試算によれば,大谷がこれら全部で成功するには,毎日の睡眠時間を2時間に削り,寸暇を惜しんで努力する必要があるというが,大谷自身は「これまでも大丈夫だった。七刀流もやれます」とあくまで強気だ。



万が一,大谷がこの「七刀流」を早期に達成してしまい,「飽きたのでそろそろ大リーグに行きたい」と言い出した場合に備え,球団フロントでは念のために「百刀流プラン」の検討も内々に開始しているという。
「漁師」「公認会計士」「探偵」「JR運転士」「衆院議員」「お嫁さん」「和太鼓奏者」など,「百の顔を持つ男」が北海道の地に誕生することになるのかどうか,そして大谷の人生は本当にどうなってしまうのか,冷静に見守ることが必要だ。