「ごはんですよ!」の桃屋が世界経済の鍵握る存在へ

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


日本を代表する「ご飯の友」メーカーである桃屋が,世界経済の先行きを左右するキー・カンパニーに躍り出ようとしている。



桃屋大正9年創業の老舗食品メーカー。
江戸むらさき」「桃屋のザーサイ」等を経て昭和48年に発売した「ごはんですよ!」が大ヒット,「ご飯の友」企業としての地位を確立した。
また商品開発の努力を怠らず,近年では平成21年に発売したいわゆる「食べるラー油」が記録的な大ヒット商品となり,その後様々なバリエーション商品が登場したのは記憶に新しいところだ。


そんな桃屋の直近の大ニュースをスクープしたのは,意外にも英Financial Times紙だ。
同紙が2日報じたところによれば,桃屋は,日本の食品メーカーとしては初めて,サウジアラビアの国営石油会社であるサウジアラムコ原油の直接長期購入契約を締結したという。
意外な契約の理由について,同紙は「商品開発力に優れる桃屋が,原油を原料とした『ご飯の友』の開発に成功し,原材料の長期安定確保のため,直接契約に踏み切った」と報じている。


同紙によればこの「ご飯の友」は,原油のうち人体に致命的なダメージを与えるいくつかの成分を除外したうえで,原油に含まれる不純物・不溶成分は「食べるラー油」同様アクセントとして敢えてそのまま残し,風味付けに刻みラッキョウやカツオだしなどを混ぜて仕上げた製品だという。
内密に開かれた試食会の参加者たちは「粘度はちょうどはちみつと同じ程度。ご飯に乗せると『ごはんですよ』とほぼ同じ色なので違和感はなく,食べてみると驚くほどご飯に馴染む優しい味」「少しほろ苦さがあるところが大人にはたまらない」「美味過ぎてご飯のおかわりが止まらない」と話しており,この日試食会に参加した20名で,実に12升ものご飯を平らげたという。
この新商品にはさらに,余計な脂肪吸収を抑える効果も確認されているといい,桃屋初のトクホ商品として市場に登場することになるという。


この報道で大きく動いたのが,このところ大幅な下落を続ける原油市場だ。
「予想外の需要セクターが登場した」というインパクトから,一時1バレル40ドルを割り込んでいた原油の指標価格は50ドル付近まで急上昇。「原油を直接食べるという文化が根付くようであれば,さらなる上値も期待できる」と市場関係者は強気だ。

また,価格低迷が続くコメ市場にも,「久しぶりにコメ需要が大幅に増加する可能性が見えてきた」として影響を与え始めているという。
桃屋の米国子会社である「MOMOYA USA」では「米国で生産されたコメと,米国でとれた原油とのマリアージュ」「MADE IN USA」をセールスポイントとしてこの新商品を売り込んでいくことを予定しているといい,米国内でのコメ消費が拡大すると,TPP交渉等にも微妙な影響を与えそうだ。


桃屋はまだ,新商品の詳細や発売時期について公式コメントは避けているが,同社の桃山社長は「当社が世界中からこれほど注目を集めたのは創業以来初。社員とともに緊張感をもって,何とか新商品の発売を実現させたい」と一部記者に語っている。

いったいこの新商品がどういう味で,どういう名称で登場することになるのか,また世界経済にどれくらいのインパクトを与えることになるのか,注目が必要だ。