民主・維新,新党名は「野党」に決定−公明党が命名

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新党名をめぐる議論が紛糾していた民主党・維新の党の新党名が,公明党の提案により「野党」となることが14日内定した。


合流をめぐるドタバタ劇で支持率が急低下したことに危機感を覚えた両党は,広く国民から公募する方針を打ち出したが,今度は「応募された案の中からの最終決定方法」をめぐり再び紛糾。再度世論調査で決着を,という声もあるものの,「組織票で世論調査を結果を操作しようとするのでは」という警戒感から,両党とも踏ん切りが付かない状況にあった。


こうした事態を踏まえ,両党の岡田・松野両代表は13日,新党名決定方法でようやく合意した。
合意内容は何と,「他の政党に決めてもらう」というもの。
岡田代表は「将来的にはさらなる野党結集を想定しており,その際,他の野党が合流しやすいよう配慮する趣旨だ」と説明しているが,他の政党党首らは「自分で決められないから人に決めてもらう」という姿勢に唖然としている。
両党からの要請を受けて13日,社民党共産党生活の党と山本太郎となかまたち・おおさか維新の会らの幹部が会合を開催。
民主・維新両党のふがいなさを批判する一方,ではどういう党名がよいかでは全く意見がすりあわず,結局結論が出ないまま「やはり自分たちで決めるべき」という回答を両党に返した。

いよいよ対応に窮した両党が相談を持ち込んだのは,何と与党である自民党
岡田代表らから直接要請を受けた自民党佐藤勉国対委員長は「本当に与党である我々に野党第一党の党名を決めさせるのか」と困惑したが,見るに忍びないと感じたのか,結局引き受けることとなった。
党役員らで3分ほど協議した結果,決まったのは「烏合の党」。定見を持たない烏合の衆が集った政党である,という強烈な皮肉に「いくらなんでもこれは受け入れられない」と民主・維新両党議員らは猛反発,「自民党ではダメだ」と,今度は公明党命名を要請する運びとなった。

そして公明党幹部らが1分で決めた新名称は「野党」。
両党に共通する最大公約数的な要素を党名に反映させてみた」(幹部)というこの名称に,当然ながら「永遠に与党になれない」と民主・維新の議員らは激怒したが,岡田・松野両代表は「これ以上頼む先も無いし,我々が現時点で野党であるのは厳然たる事実。政権交代が視野に入った段階で改名を考える前提で,受け入れる」という決断を下した。

14日開催された両党の議員総会は,新党名「野党」に不満を持つ議員らにより騒然としたが,両代表の「党名ではなく政策で勝負しよう」という正論の前に,しぶしぶ了承された。

新政党「野党」はさっそく,「野」のポジティブなイメージを伝えるCM制作を大手広告代理店に依頼,既に撮影も終わった模様だ。
関係者間ではこのCM内容について,素肌に毛皮をまとった姿の両代表が,生肉をかじって「ワイルドだろう?」とつぶやく内容だという噂が広がっている。


放映開始前にCM内容が党内に伝わると再び混乱が広がるため,党執行部は「CMの内容に関してはノーコメント」と繰り返すばかりだが,「CM内容も自分で決められず一任したのでは」(他党幹部)と冷笑する向きもあるようだ。


政党の意義,政治の意義がますます問われる時代になりそうだ。