トランプ氏,日本へ?―東京都知事選に意欲か


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米国大統領選の台風の目となっている共和党候補のドナルド・トランプ氏。
ここにきて「大統領選に敗れた場合,日本で政治家になるのでは」という見方が急速に広がっている。


発端となったのは16日,オハイオ州共和党予備選でケーシック候補に敗れた後の記者会見。
これまで,日本に対して極めて辛辣な発言を続けてきたが,この日はうって変わって「日本は様々な意味で魅力的な国だ」と言及。詳しい説明がなかったこともあり,発言の真意をめぐって様々な憶測が飛び交った。
その後,トランプ氏の側近が「自分が大統領になれなかった場合,アメリカに見切りを付けて海外に移住することを考えているようだ」と漏らしたことから,「日本に移住して政治家を目指すのでは」という観測につながった模様だ。


日米両国の政治情勢に詳しい国際政治ジャーナリスト・佐藤隆明氏は,「今年秋の米大統領選に敗れた後,ただちに日本に移住すると,2021年には日本国籍を取得できる可能性が高い。翌2022年2月には東京都知事選が予定されており,日本で得意の不動産ビジネスを展開しつつ,都知事選にも立候補するのではないか」と推測している。


暴言が多く,しかも2022年には相当な高齢になっているなど,トランプ氏が選ばれる可能性は極めて低いようにも思われるが,佐藤氏は「暴言王かつ超高齢の石原慎太郎氏を何期にもわたり都知事に選んできた実績のある東京都民であれば,トランプ氏を支持する可能性は少なくない」と見ている。


こうした憶測について,安倍首相や菅官房長官は一切コメントしていないが,官邸筋では「成長戦略にめぼしいものがない中,トランプパワーで日本が大きく変わることに期待できるかもしれない」「英語しかしゃべれない都知事が就任することでグローバル化も一気に進むかも」と,かなり肯定的な見方をしている模様だ。


ただ,米国大統領を目指した男が,東京都知事という座に満足するとは思えないというのが大方の見方だ。
都知事をを足掛かりとして,日本の首相,さらにはインドの首相,中国の国家主席などを兼任し,アジア全域の王になるという壮大な「成り上がり街道」を駆け上ろうとしているのではないかとみる向きもある。



これから秋まで続く米国の大統領選。決して対岸の火事ではなく,自身にも火の粉が降りかかる問題として真剣にウオッチしていく必要がありそうだ。