「ポケモンGO」に続け!さまざまなGOが続々登場

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


米国で登場した途端に爆発的な人気を博し,全世界的に様々な社会現象を引き起こしているスマホ向け新ゲーム「ポケモンGO」。
開発に携わった任天堂の株価が2倍の水準まで暴騰し,関連サービスを提供する日本マクドナルドの店舗に人が押し寄せるなど,熱い注目が集まっている。
スマホGPS機能等をフル活用したAR(拡張現実)ゲームの空前の大ヒットに,アプリ開発各社は,「次は我が社が」と,開発にいよいよ熱が入っている。
本日はそうした「第2のポケモンGO」の座を狙う,有力「GO」アプリを紹介する。

  • 「キャッシュGO」

メガバンクが8月から提供開始を予定しているアプリ。
スマホのカメラで周囲を映すと,同行の顧客が無料で利用できるATMの場所が緑に,有料ATMの場所が黄色で示される。ATMまでの距離が近づくほど色が濃くなるため,距離感も分かりやすい。
実用アプリであるため「面白みに欠ける」というテストユーザーの評価を気にして,12月以降は,ごく稀に一部のATMがレインボーカラーで示され,そのATMでお金を引き出すと出金額が2倍になるという「ドリームATM」が登場する予定だという。


  • 「害虫GO」

殺虫剤大手のフマキラーソフトバンクという,異色のタッグで実現した新製品。
両社が共同開発した専用スマホのカメラで室内等を映し,ハエ・蚊・ゴキブリなどの害虫類が検知されると自動でロックオンされ,スマホに内蔵されたノズルから害虫の種類に応じた殺虫剤がピンポイントで自動発射されるというものだ。
シューティングゲームの感覚で害虫退治ができるという,実用性とエンターテイメント性が受け,テストユーザーの間での評価は非常に高い。8月から全国での発売が予定されているが,ソフトバンクの店頭には問い合わせが殺到している模様だ。


  • 「有名人GO」

大勢の人が集まっている場所をカメラで映し,そのなかに紛れ込んでいる芸能人などの有名人をハイライト表示させる,有名人発見アプリ。有名人がそれぞれに発しているいわゆる「オーラ」を検知し,これをもとに画面上表示させるという画期的な仕組みだ。
現在はベータ版が無料で提供されており,実験に参加しているユーザー500名がこのアプリで有名人を捜し歩いているという。
ただ,オーラの検知手法にやや問題があるのか,これまでにアプリで発見された有名人は,辛坊治郎(ニュースキャスター),滝藤賢一(俳優),竹内譲(厚生労働副大臣),小室大地(ハンドボール日本代表)など,かなり渋めの面々ばかりだ。開発者は「テスト結果を踏まえてセンサーの調整を行い,もう少し心ときめく有名人を検知できるようにしたい」としている。


道行く人々をカメラで映すと,その人がプロ野球のどのチームのファンなのかが分かるという極めて画期的なアプリ。
各球団の本拠地で撮影した各チームファンの振る舞いをビッグデータとして捉えて解析,チーム毎のファンの歩き方や身体表現の特徴などを掴み,これを街中を歩く人々に適用して,一番近いと思われる球団のマークをその人物に重ねて表示するというものだ。
このアプリに対しては「画期的だが,使い道が分からない」「隠れ阪神ファンであることがばれてしまう。個人情報保護はどうなっているのか」等,ネガティブな反応も少なくなく,実際にどの程度評価されるかは未知数な部分がある。


  • 「下車駅GO」

混雑している電車内で立っていると,気になるのは「目の前に座っている人はどの駅で降りるのか」ということ。
そんな時にスマホのカメラで座っている人を映すと,どの駅で下車する可能性が高いのかを表示してくれるという,長距離通勤者待望のアプリだ。
首都圏各駅に備えられた監視カメラの画像を解析し,駅ごとの乗降客の特徴を抽出。そのデータを画像情報に照らし合わせることで判定を行う仕組みだ。
これまでの実験では,90%以上の精度で下車駅を的中させているというが,中には「銀座で下車と表示されていたのに,実際には東武動物公園まで降りなかった」「霞ヶ関下車と表示されていたが,都心の霞が関ではなく東武東上線霞ヶ関だった」等,若干の混乱も出ている模様だ。
また,車内で直接他人にカメラを向けるという行為はあらぬ誤解を招く可能性もあることから,そうした懸念をクリアしたうえでの一般公開となる見通しだという。


これらのアプリが世の中をどう変えるのか,変えないのか,注目が必要だ。