DA PUMP、絶体絶命―「U.S.A.」ヒットが災い


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「ダサかっこいい」という新たなジャンルを生み出したヒット曲「U.S.A.」で、再ブレイクを果たした「DA PUMP」。しかし、そのヒットがあだとなる形で今、解散危機に直面している。
なぜこのような事態に陥ったのか、その真相を追った。


8月7日の午後7時過ぎ。東京・永田町の首相官邸には、緊張した表情で入館していくDA PUMPのリーダー、ISSAさんの姿があった。
来年の参院選で、自民党からの立候補観測が伝えられており、多くの取材陣はその件での訪問だと誤解していたが、事実は大きく異なっていた。
この日、ISSAさんを呼び出して面談したのは、菅官房長官だ。
長官室に招き入れられたISSAさんを、官房長官が不機嫌そうな表情で一喝した。
「政府にこれ以上迷惑をかけるのは止めろ!グループは即刻解散、それ以外はあり得ない」
しかしISSAさんは頭を下げたまま無言を通し、その場での返答は避けた。


ことの発端は、7月25日の米国・トランプ大統領のツイートだ。
Youtubeで初めて「U.S.A.」を観た大統領は、「太平洋の向こう側で米国讃歌が大流行だ!ありがとう!」と上機嫌のツイートを発信。
しかしこの曲は、表面的にはアメリカ讃歌ではあるものの、内容的には米国を揶揄しているようにも読める。
側近の指摘でこのことに気付いた大統領は、2日後のツイートでは一転、「我が国を馬鹿にした楽曲で儲けた奴らがいる。その儲けは本来、アメリカ国民のものだ!取り返せ!」と激怒。
8月1日には、米通商代表部(USTR)に対して、対中国の制裁関税第3弾の検討とあわせ、楽曲「U.S.A.」の売上相当額の対日関税引上げも検討するよう指示した。



この時点では、日本政府も「一時的な感情にまかせた発言・指示ではないか」「万一のことがあっても金額的な影響は小さい」とたかをくくっていた節がある。

しかし流れが大きく変わったのは、翌2日だ。
この日、定例会見に臨んだ中国の華春瑩報道官は、米国の対中制裁強化を批判した後、「日本も同様の制裁を科せられることになりそうだが」との質問に対し、「自国を馬鹿にされ、これに報復しようという行動には、いくぶん共感できるところはある」と、トランプ大統領の行動に理解を示す異例のコメントを残した。

この発言を、「米中貿易戦争回避に向けた中国からのサイン」だとみた米国側は、水面下で中国側との折衝を再開。関係筋によれば、今回の一件を奇貨として、「日本を米中共通の敵と見立てることにより、米中間の緊張関係を緩和させる」というシナリオが現実味を帯びているという。



この情報を入手した首相官邸では、放送事業者を所管する総務省に対して、「U.S.A.」のテレビ・ラジオ等での放映・放送を即刻禁止させるよう指示。
しかし、次の自民党総裁選への出馬をいまだ模索している野田聖子総務相は、その存在感を発揮すべく「放送の自由」をタテにしてこの指示を拒絶した。
「このままでは日本が思わぬ形で米中貿易戦争のスケープゴートにされてしまう」という強い危機感を感じた官邸が、ISSAさんにDA PUMPの解散を迫った、というのが今回の一件の真相だ。



8日、自身のブログで前夜の出来事を詳細に報告したISSAさんは「この先何が起こるかわからないけど、俺達はまだまだ歌い、踊ります」と解散を否定した。同時に、ISSAさんは、毎年訪れているハワイでの定宿が「トランプ・インターナショナル・ホテル」であることも明かし、ホテルの室内でのプライベートショットも公開。
トランプ大統領の歓心を買おうとする姿勢を、官邸関係者の一部は評価しているが、ファンからは「大統領におべっか使うなんてがっかり」といった失望のコメントも多数寄せられている。



ありとあらゆることに絡んでくるトランプ大統領の行動力と、絡まれた時に誰がどのような危機対応力を見せるのか、今後も注目が必要だ。