オセロ最年少世界王者の福地くん、官邸入り−内閣参与として

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先般の世界オセロ選手権で、史上最年少優勝を果たした福地啓介くん(11)が、内閣参与として官邸入りすることが1日、明らかになった。


福地くんは10月17日の選手権で、それまでの最年少優勝記録を36年ぶりに更新したとして話題になった。記者会見等では、その頭の回転の速さにも注目が集まったのも記憶に新しいところだ。
そんな福地くんに目を付けたのが、菅官房長官だ。


菅長官の所管分野は多岐にわたるが、その中のひとつに、大臣官房総務課が担当する「国民の祝日」に関するものがある。
首相および長官は、来年5月1日の皇太子御即位、および10月22日の御即位礼正殿の儀当日を、来年限りの祝日とする方針を既に明らかにしている。
祝日法の規定により、祝日にはさまれる前後日も休日となるため、来年のGWは実に10連休になることがほぼ確実となっている。この10連休については、旅行業界を除くほぼすべての業界から業務への深刻な懸念を訴える声も出ているが、政府は「せっかくのおめでたい話なんだから」と押し通す構えだ。


そうしたなか、菅長官は「オセロ的なルールで10連休の誕生が決まったのと同タイミングで、最年少オセロ世界王者が誕生したということに縁を感じる」として、祝意を伝えるべく福地くんを官邸に招待した。


その福地くんは、菅長官から花束等を受け取ると、お礼を述べた後に「せっかくの機会なので提案があるんですが」と、長官に話を持ちかけた。
「今の祝日の設定方法は少しもったいないです。僕なら、祝日法の規定も使って、もっと効果的に連休が作れるような設定ができます」


オセロ王者ならではの発言に興味をもった菅長官だったが、福地くんが持参した2020年以降の手作りカレンダーを用いての説明に驚愕した。

「2020年の祝日配置をこう変更して、追加で12日分の祝日を設定すると、オリンピックの時期をはさんで100連休が作れます」
「2021年の秋は自民党総裁選ですよね。こういう祝日を設定すると、選挙戦上、現体制に有利な連休が作り出せます」
「2022年は安倍首相の退任慰労として、追加で祝日を96日設定すれば、何と365連休になりますよ」


福地くんの底知れない知力に感動を覚えた長官は、ただちに首相と相談のうえ、福地くんを内閣参与に任命することを決めたものだ。
「敵を間に挟んで味方に変える、というオセロのルールは、政局にも通じるものがある。大事に育てれば将来の宰相候補にもなりうる」として首相や長官の期待は高そうだ。


「10連休でも大変なのに、100連休にすると何が起こるのか」「そもそも365連休すると日本はどうなってしまうのか」等、福地くんのアイデアに疑問を呈する向きも少なくないが、「自由な発想こそが今の日本に欠けているもの」と、菅長官は意に介さない。


11歳の強力なブレーンを得た首相官邸が今後、どのような大胆な政策を打ち出していくことになるのか、注目が必要だ。