騒音おばさん・総理大臣への道(前編)

注意:以下の内容は,将来起こるかもしれない事件をシミュレーションしたもので,少なくとも現時点においては全く事実ではありません。実在の人物・団体・事件等にも一切関係ありませんのでご注意ください。

  • 出所後,新聞を読んで「竹島問題」の存在を知り,お節介の血が騒ぎ始め,自宅にも戻らずそのまま島根県に直行。
  • 現地で小型モーターボートを1日500円という格安料金で無理矢理レンタルして,免許も海図もないままに竹島目指して船出。
  • 竹島沖1kmの地点に到着,早速ボート上から竹島に向かって拡声器もなしに「引越し」コールを始める。
  • 最初は民間人の女性が1人で騒いでいるだけだと静観していた韓国側も,1週間が経過してもなお止まないコールに苛立ちを強め,速やかに立ち去るよう警告を開始する。
  • もちろんこれを無視して引き続きコールを続けるおばさんの存在を知った韓国側マスコミが,国内でおばさんに関する報道を行い,これがきっかけとなり韓国でも猛烈な「騒音おばさんバッシング」が始まる。
  • 結局おばさんは韓国の警備隊に身柄を確保され,竹島に拘留されるが一向に「引越し」コールを止めず。ただ,さすがに疲れたせいか,竹島で階段を踏み外して右足を打撲。
  • 韓国でのおばさんバッシングが日本国内で報道され,またおばさんが竹島で拘留され,怪我までしたという報道をきっかけに,日本国内の空気が「おばさん擁護」に微妙に変わり始める。
  • おばさんの身柄を確保している警備隊員のうち5名が耳鳴りや眩暈を訴えて韓国本土に帰還。早急な政治的解決を求める空気が広がる。
  • 日韓両政府がこうした世論の変化を受けて交渉を再開。歴史認識も絡んでいるため解決が困難な領有問題は棚上げにして,漁業権など経済問題に特化した形で当面の合意形成に成功。
  • おばさんが韓国経由で帰日。経緯はともあれ,難航していた竹島問題の当面の合意形成のきっかけになったことから日本国内では総じておばさんの偉業を称えるムードが支配的に。こうした中,最も今回の合意で恩恵を受ける島根・鳥取の両県がおばさんに「名誉県民」の称号を与えることを県議会で決定。
  • 両県でおばさんの「凱旋パレード」を実施。15万人の歓迎を受けたおばさんは感激のあまり驚異的な大音量で号泣。涙もろい面が伝わったせいか,日本国内における「おばさん支持率」はさらに上昇。

(次回に続く)