物価統計に見る「かまぼこVSちくわ」の60年戦争史
先日の「サラリーマン110番」でも触れた「かまぼこVSちくわ」。先日,日本銀行が公表している物価統計に採用されている品目の推移を調べていたのですが,ついつい気になって「かまぼこ」と「ちくわ」もついでに調べてみました。物価統計の対象品目に採用されるというのは,物品として一人前になった証です。
日銀が公表する企業物価指数に採用されている品目の推移を調べてみると,そこには,激しい「かまぼこVSちくわ」の闘いの跡がくっきりと残されていました。
- 昭和23年 「焼きちくわ」,新規採用決定!
- 昭和40年 「かまぼこ」新規採用,そして「焼きちくわ」が除外!
- 昭和55年 「ちくわ」,15年ぶりに復活!しかし「揚かまぼこ」も登場,その差は埋まらず・・・
それ以降,今日に至るまでこの3品目は残り続け,闘いの場は「3品間のシェア」に・・・
- 昭和55年 かまぼこ,ちくわ・揚かまぼこを大きく離してぶっちぎりのトップ!
- 昭和60年 かまぼこ,首位を守るもちくわ・揚げかまぼこが急追!
- 平成2年 なんとちくわが首位奪還!僅差で揚かまぼこ,かまぼこは最下位転落!
- 平成7年 ちくわと揚かまぼこが同率首位!かまぼこも僅差で負う!
- 平成12年 かまぼこ,15年ぶりの首位!揚かまぼこ2位,「かまぼこ時代」到来か!
一体,この争いに終止符が打たれるのはいつのことになるのか・・・
誰かが陰で「かまぼこ」と「ちくわ」を煽っているのでしょうか・・・