東京都知事選・結果を振り返って

石原知事の圧勝に終わった都知事選。1位から8位までの順位は,知名度・選挙運動の内容・メディアへの露出度合いを考えれば事前に予想できましたが,9位以下の順位ははっきり言って想像も付きませんでした。今回の結果を受けて,私なりに解釈・感想を述べたいと思います。

9位 高橋みつる氏(5,558票)
ご存知,公約出しまくりの「ミスター最大公約数」こと高橋氏が,9位以下部門のトップに輝きました。数多くの公約もさることながら,おそらく日本の選挙史上で初めて「棒グラフ」「折れ線グラフ」の大切さを訴えた候補としても私達の記憶に残り続けることでしょう。

10位 おがみおさむ氏(4,020票)
都会は有名人や芸能人ばかりで普通の人には住みにくい,と訴えるおがみ氏が堂々の10位にランクイン。その主張のせいか,港区などの都心部では得票が伸び悩みましたが,大島・小笠原などの島嶼部,奥多摩地区などでは大健闘を見せ,これが寄与した模様です。

11位 山口節生氏(3,589票)
白メガネが印象的だった山口氏。次回は英語の発音をもっと勉強して出馬されることを期待します。

12位 高島龍峰氏(3,240票)
知名度は高いものの,「東京は危ない」というキャッチフレーズでは,有権者もリアクションに困ってしまいます。

13位 佐々木崇徳氏(2,845票) 
はるばる大阪からの立候補,ご苦労様でした。

14位 鞠子公一郎氏(1,373票)
せっかくの政見放送の権利を放棄する等,最下位になるのはやむを得ないでしょう。