ボブとビリーと雄山と中川の時事放談（１）フランス・サルコジ大統領に外交戦略を指南する

ビリー　「記念すべき第1回，やはり今週の話題は『サルコジ大統領』誕生を挙げないわけにはいかないだろう，なあボブ」

ボブ　「アルムおんじと呼べ」

雄山　「しかしサルコジは，まだ日本ではなじみがない名前だぞ。なあ中川」

中川　「ええ，先ほどPCで入力して変換してみたら『猿誇示』と出てきました。まだまだなじんでいませんね」

アルムおんじ　「ところでサルコジ大統領の何について語り合うのだ」

ビリー　「もちろん決まっている。サルコジは『ロッキー（シルベスタ・スタローン）』と『ルパン3世』のどちらのキャラクターでやっていくべきか，ということだ」

雄山　「サルコジが『ロッキー』『ルパン3世』に似ているというのは，大統領選挙の最中から結構話題になっていたようだな」

アルムおんじ　「決選投票前のサルコジVSロワイヤルの公開討論会で，ロワイヤル候補が『貴方はロッキーに似ているといわれているようだけど，ロッキーはもはや＜ファイナル＞なのよ』と最新作「ロッキー・ザ・ファイナル」を引合いに揶揄したら，すかさずサルコジも『私は大統領としてこれから第1作を撮るところ。＜ファイナル＞を撮る31年後まで現役だよ』と切り返した。この辺りはさすがフランスの大統領選だな。日本の党首討論も少しは見習って欲しいぞ」

雄山　「ところでロッキーとルパン3世のどちらを取るかはそれほど重要なのか」

ビリー　「もちろんだとも！ロッキー似という路線で行くということはすなわち，親米路線でいくということだし，日本で人気のルパン3世似の路線を取れば，シラク大統領に続き親日派としてやっていくということだ。最初の外遊先もその路線選択で米国か日本かになるだろう」

アルムおんじ　「スタローン似のキャラを前面に出すなら最初の外遊先は米国で，米議会演説の冒頭に『エイドリア〜ン！』と叫ぶことになるんだろうな」

中川　「アメリカ人には受けそうだな」

雄山　「ということはルパン3世の場合は，日本の国会での演説で『おいらルパ〜ンさ〜んせい！』とやるわけだな」

アルムおんじ　「当選してから豪華なバカンスを楽しんでいると報道されているが，実は別荘にこもって必死でモノマネの練習しているのかも知れんな」

雄山　「ふっ･･･生意気な顔をしているが，可愛いところがあるじゃないか」

中川　「我々としてはやはり，ルパン3世の派手なスーツ姿で羽田空港に降り立つ彼の姿を見たいものだな」

アルムおんじ・雄山　「全く同感だ」

ビリー　「空港には次元大介に扮した安倍首相，五右衛門に扮した小泉前首相，峰不二子に扮した井脇ノブ子議員が出迎えに行けばいいな」

中川　「ノブ子か･･･佐藤ゆかり議員が『ぜひ私を！』と首相に直訴しそうだな」

雄山　「安倍首相には『まわし』姿で出迎えてもらう手もあるな」

ビリー　「今から『洞爺湖サミット』が楽しみだな！」

アルムおんじ　「今日の話をまとめると，『サルコジはルパン3世キャラで行くべし！』『日仏友好万歳！』ということだな」

中川　「ぜひサルコジがこれを読んで，外交戦略を日本寄りに大幅修正することを期待したいな」

アルムおんじ　「おいハイジ！今日の放談内容をメールでフランス大使館に送っといてくれ！」

ハイジ　「はーい！」

5分後。

ハイジ　「･･･おじいさん，せっかく書いたメールを山羊のユキちゃんが食べちゃった」

アルムおんじ　「誰が紙のメールを送れといった！電子メールだ！」

ハイジ　「なーんだ！　ペーター，さっきのは電子メールだって〜！よろしくね〜！」

アルムおんじ　「ハイジ！仕事を他人に丸投げするんじゃない！」