ボブとビリーと雄山と中川の時事放談(4)大仁田引退・その軌跡


雄山 「おいビリー,最近あちこちでご活躍だな。こんなところで時事放談していていいのか?」


ビリー 「毎日毎日,エクササイズを強要されて閉口してるよ。ここでゆっくり仲間と語り合うのが唯一の息抜きだ,なあボブ」


ボブ 「アルムおんじと呼べ。ところで今日のテーマは何だ?」


中川 「日本の政界を震撼させた『大仁田引退と活躍の軌跡』について語り合いたい」


雄山 「大仁田か・・・当選以来,委員会質疑では『長崎からの放浪話』『高校学食でのいじめ撲滅事件』『あいさつが大事』など,持ちネタを何度も繰り返し続けた6年間だったな」


中川 「16年5月の文部科学委員会で文部大臣に『大臣,騎馬戦と棒倒しはどちらが好きですか』といきなり質問して大臣が『どちらかと言えば騎馬戦が・・・』と答えると,『僕は絶対棒倒し派です』と返して終わったが,その後全く同じ質問を18年3月にも当時の小坂大臣にぶつけていたしな」


雄山 「さすがに2回目だから小坂大臣も『その時々に応じてそれぞれのゲームを楽しみたい』とうまくかわしていたな」


アルムおんじ 「16年5月の文部科学委員会では子供の体力低下に関する質問をしておきながら,『僕もダイエットをしたときにやっぱり体力低下を感じまして,体脂肪(率)が10になったときには本当に自分で疲れる自分を感じたものですから』と発言しているな。全く意味が分からん」


ビリー 「18年3月の文部科学委員会ではライブドア事件にも言及しているぞ。『僕,このライブドア事件というのは、まあ世間でやっぱりある意味で問われたと思うんですよ,IT業界というのは何だったんだろうと。風説の流布や想定内などの言葉も生み,結局ふたを開けてみれば粉飾決算という結論に達したんですけど。まあ僕はですね、ある種、もう一回認識の中でITというのは何だろうと』」


雄山 「とりあえず知ってる言葉を並べているが,『ITというのは胡散臭い』ということを言いたいようだな。この質問を受けた当時の竹中大臣に『鋭い質問だ』と持ち上げられてまんざらでもなかったようだったぞ」


中川 「15年4月の共生社会に関する調査会では,大仁田議員が知人から個人的に受けた家庭内暴力に関する相談について,委員に『こういう相談を受けたがどうしたらいいか』と振って唖然とさせていたしな」


ビリー 「個人的には15年3月の文部科学委員会で披露した『レスラーとして身体を大きくするための大食い事件』が好きだな」


アルムおんじ 「昼飯に焼肉定食3人前を食べた後にジャイアント馬場がやってきて『大仁田,スパゲッティ食いに行こう』と言われて断れずに付いていったらナポリタン10人前を出されて死ぬ気で食って,その夜の試合でマットに叩きつけられた瞬間,鼻の穴からにゅっとスパゲッティが出てきて,しかもその色が(ナポリタンだったのに)白かったという話だな」


雄山 「この話の一番凄いところは,こんな話を国会で披露して大臣が思わず笑ったら,大仁田自身が大臣を『笑ってる場合じゃない』と嗜めたところだな」


ビリー 「大仁田という男の天真爛漫さというか,大きさが伝わってくるエピソードばかりだ」


アルムおんじ 「そんな大仁田の後継候補がヤンキー先生義家弘介氏か・・・」


中川 「義家氏が大仁田から何を受け継ぎ,何を捨てるのか見ものだな」


雄山 「ぜひ『騎馬戦と棒倒しのどっちが好きか』という質問は今後も受け継いでいってもらいたいものだ」