ボブとビリーと雄山と中川の時事放談(5)−夏休み特別放談会(於 箱根・強羅)その5

料理長「続いて,焼物『かます一夜干し 伏見唐辛子鉢盛『水茄子糠漬』です」


雄山「そろそろお腹も大分膨れてきたな。次の御題で最後だが,何にするんだ」


アルムおんじ「腹が減っては戦が出来ぬ,でどうだろう」


ビリー「満腹になれば戦が出来るかどうか検証してみるということだな」


中川「最後ですから料理を全部食べて,4人で騎馬を組んで戦に臨んではどうだろう」


雄山「いいだろう,料理長,それでは残りの料理を出してくれ」


料理長「強肴『和牛レタス巻 レモントマト ズッキーニ 胡麻ポン酢』です。これにご飯,汁,香の物が付きます。あとはデザートで水物『山梨桃 桃スープ』で全部でございます」

アルムおんじ「いやあ,本当に満腹になったな。それではいよいよ戦に臨むとするか。一番体重の軽そうなビリーが上に乗って,後3名が馬役で支えることでいいか」


ビリー「ああ,異存は無いよ。で,どこで,何を相手に戦をするんだ」


アルムおんじ「料理長,例のものは?


料理長「館内では危険ですので,表に準備しております


全員で宿の外に移動。


料理長「北海道直輸入,体長2.5mのヒグマでございます


雄山「ぐ,こんな強敵を用意したのか,料理長!」


料理長「一流の素材を準備することが全ての基本でございますから。では全員,騎馬を組んで突撃!」


1時間後。


料理長「皆さん,お見事でした」


中川「確かに熊は倒したが,ビリーの『飛行機ブンブンパンチ』が偶然ヒグマの喉に命中しなければ我々が倒されていたな」


アルムおんじ「もう,こんな戦は避けたいものだな。お,どうしたユーザン,顔が青いぞ


雄山「・・・ちょっと気分が・・・


料理長「それでは皆さん,『腹が減っては戦が出来ぬ』の解釈をどうぞ」


雄山「・・・食べてすぐに激しい運動をすると健康に良くない,ということだな・・・」


ビリー「動機のない戦は難しい,ということだ」


アルムおんじ「騎馬戦の馬の役は,防御の姿勢が取れないので本当に危険だということだな」


中川「・・・野生動物は近くで接するとかなりキツイ臭いがするということだな」


料理長「本日の料理は以上で終了でございます。どうもありがとうございました」


雄山「ちょっと休んでから帰るとするか」


ビリー「千里の道も一歩から,というから東京まで歩いて戻るか


アルムおんじ・雄山・中川「それは希望者だけでやってくれ