特集・GWに観ておきたい話題の映画たち

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


今年もゴールデン・ウイークが始まる。
このシーズンに合わせて,様々な映画が公開されるが,本日は作品選びの参考として,上映館数は少ないものの,映画評論家の間で前評判の高い3作を紹介する。
ご覧になる方は,ぜひ映画館に上映スケジュールを確認のうえ足を運んでいただきたい。


海猿5 LOSS LIMIT」

海上保安庁特殊救難隊員・仙崎大輔の活躍を描く大ヒット映画の第5作。
不安定な天候の影響で救難出動回数が増加する一方,財政難のあおりを受ける形で特殊救難隊の活動予算は,前年度比30%もカットされるという厳しい事態に。
「何とかしなければ,助かる命が救えなくなる」と焦る仙崎。
そうした中,第2次安倍政権が誕生し,アベノミクスへの期待感から活況を呈する金融市場。
「ここは決断のときだ」
救難活動資金を自力で稼ぐべく,特殊救難艇など「救助7つ道具」を無断で担保に入れて金を借り,FX(外国為替証拠金取引)で一山当てるという勝負に出る仙崎。
しかし,敢えて円高への反転に賭けた仙崎は,止まらない円安の流れの中で損失を膨らませる。
焦った仙崎は勝負を賭け,特殊救難技術をフルに活用して日本銀行本店に潜入。金融政策決定会合が始まったその時,会議室に突撃した仙崎は,黒田総裁に「異次元緩和の即時中止」を直訴する。
突然の乱入者にも沈着冷静な黒田総裁は,仙崎の眼を見つめ,意外な決断を口にする・・・。
直訴は効を奏するのか,そして仙崎が勝手に担保に入れた「救助7つ道具」の行方は−。



釣りバカ日誌21 最後の聖戦」

スティーブン・スピルバーグ監督が,「(親交のあった)レンタロウ・ミクニの魂に捧げたい」と,製作総指揮を引き受けたメモリアル作品。スピルバーグ氏がシリーズ全20作の権利を全て買い取り,これらの膨大な映像を素材に,最先端のCG加工を施して,全くテイストの違う「釣りバカ」を仕上げた。
スーさん(三國連太郎)は,今作では宇宙船「スーズーキー」号の艦長を務める身長3m,銀色の肌を持つ宇宙人として描かれている。
体長5m・8本足のチャランポランな乗組員・ハマサキ(西田敏行)とともに,操舵室を抜け出しては宇宙空間に釣り糸をたらし,惑星に生息する生物を釣り上げるのが無二の楽しみだ。
そんなスーズーキー号が今回立ち寄ったのは太陽系の第3惑星・地球。
いつものように釣り糸を垂れると,あっという間にバタバタ暴れる人間を釣り上げる。
釣果を喜ぶ艦長とハマサキは,釣り上げた獲物が,米国大統領であるバラク・オバマであることを知る由もない。
突然空から降ってきた釣り針状の武器で大統領を天高くさらわれた米国政府は大混乱。
大統領を奪取するため,バイデン副大統領はロシアにも協力を求め,2大超大国の総力を挙げた宇宙軍をスーズーキー号のもとに差し向ける。
人類の叡智が勝つのか,艦長・ハマサキの適当なやり過ごしが勝るのか・・・。



「石投げちゃった!」

ひょんなことから,2014年ソチ冬季五輪の「男子カーリング」への出場を目指すことになった南国・タヒチの男達を描いた,爽やかなスポーツ・コメディ。
監督は「シコふんじゃった!」の周防正行と「綱引いちゃった!」の水田伸生がタッグを組む珍しい形式。
総合プロデューサーは大ヒット作「テルマエ・ロマエ」を手がけた亀山千広
前作で「ノーメイクで古代ローマ人を演じさせる」というキャスティングを実現した亀山の豪腕は健在で,今作でも,素でタヒチ人を演じられる松崎しげる渡辺裕之,梅宮辰夫らを起用した。
カーリングのルールが覚えられない松崎,氷上で転んで脳震盪を起こす梅宮,「ファイト,一発!」と叫び毎回ストーンを全力で投げつけて試合を台無しにする渡辺・・・。
果たして彼ら「チーム・アイス・タヒチ」は無事ソチ五輪に出場できるのか,ハラハラドキドキの4時間20分だ。