必修科目未履修問題に新展開−小学校にまで波及

注意:この記事は,将来起こるかもしれない事件を妄想を交えて記したもので,少なくとも現時点においては全く事実ではありません。実在の人物・団体・事件等にも一切関係ありませんのでご注意ください。

全国各地の高校で続々発覚している,卒業に必要な必修科目が未履修のままとなっている問題。卒業までの短期間で集中補習を行う等,受験を控えた高校3年生にはとんでもないアクシデントとなっているが,こうした問題が今度は小学校の給食にまで飛び火した。
問題が明るみに出たのは,福岡県内のA小学校。小学校の給食内容については,文部科学省が定める「学校給食実施基準」(昭和29年文部省告示第90号)に配慮したものとする必要がある。この基準においては,8〜9歳の場合の1回当たり食物繊維摂取基準は6.5gと定められている。ところがA小学校では,1日平均で1.5g程度と基準を大幅に下回っていた。まもなく卒業を迎える現在の小学6年生の場合,基準対比での食物繊維摂取不足累積量は,7,000g(7kg)にも達するという。
この学校給食実施基準については,所要栄養量をクリアしないと卒業出来ない,という明確な規定は置かれていないが,昨今の未履修問題の広がりを受けて,同小学校では「健全な卒業生として中学校に送り出すには,やはりきちんと不足分の食物繊維を摂ってもらうしかない」と判断,残りわずかな小学校での給食で,7kgという大量の食物繊維を摂らせる方針を決定し,PTAに連絡した。
同小学校では11月から卒業までの約70回の給食で,1回当たり100gという大量の食物繊維を摂取させるため,メニューの検討に入っているという。100gの食物繊維は,キンピラゴボウに換算すると約1100gに相当するなど,食事に相当な時間を要することが想定されるため,同小学校では給食時間を午前11時から午後3時までの4時間に拡大,全員がしっかり食物繊維を摂取して,立派な中学生になれるよう,教諭全員で強力にサポートする方針だ。
こうした事例は他の小学校でも発覚が必至であると見られ,卒業まで大量の人参や納豆,ピーマン,レモンなどを食べさせられる小学生が全国で続出しそうだ。