カツオ,ついに小学6年生に進級−「サザエさん」に革命起こる


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40年以上にわたり止っていたアニメ「サザエさん」における時計の針がついに動き出す。

これは,24日に開催されたフジテレビ20年度下期の番組編成会議において,来春3月放映分に「カツオ 6年生になるの巻」が含まれていることから明らかになったものだ。
対訳 サザエさん〈2〉【講談社英語文庫】

日曜日夕方の長寿番組「サザエさん」は,国民的な人気を誇るアニメとしてすっかり定着しており,視聴率も安定的な水準を保っているものの,同じ1年の間を永遠に回り続けるという設定のため,今日的な時代設定と会わない箇所が多数あるほか,制作サイドからは「もう,これ以上ネタがない」との悲鳴が上がっていた。

「どんな番組にも寿命はある」という事実もあり,このままでは「ネタ切れで最終回」という,サザエさんにはふさわしくない幕切れを迎える懸念があったことから,同社の極秘プロジェクトで対策が検討されてきたものだ。

その結論が,「止まっていた時計の針を進める」というもの。毎年1歳ずつ出演者が歳をとり,時代も徐々に現代に近づいていく設定とすることで,これまで扱えなかった「携帯電話」等,幅広い現代的なネタも使えることになり,番組の寿命が大幅に伸びることとなるものだ。


小学校に入学したタラちゃんが先生に怒られたことでサザエが怒鳴り込みに行くモンスターペアレント サザエの巻」,磯野家の電話環境が激変する「フネ 黒電話にさようならの巻」「波平 iPHONEに四苦八苦の巻」,タラちゃんが無謀にも慶應幼稚舎に挑む「お受験はこりごりの巻」,ワカメが刈り上げヘアから卒業する「ワカメ こんな髪型はもうイヤの巻」,耐震基準を満たしていない家屋の建替えを巡る一騒動「マスオ 離れが欲しいの巻」北京五輪を反映した「カツオ 野球からソフトに転向の巻」など,既に300本を越える絵コンテが制作されている模様だ。

カツオやワカメがまだ中学校を卒業しないうちに波平が定年退職を迎えるなど,現実的にシビアな問題も避けて通れなくなるが,「波平 後期高齢者バンザイの巻」を制作するなど,あくまで前向きに捉えていくようだ。
対訳 サザエさん〈9〉【講談社英語文庫】

フジテレビでは,番組としての寿命を考慮し,20年後の平成40年にワカメが結婚して磯野家を出て行く時点で最終回とするという,超長期的なシナリオ作成も開始している模様だ。


1年くらい番組を見ないと,登場人物の成長に追いつけないため,これからはサザエさんファンは毎週欠かさず番組を見る必要がありそうだ。