サラリーマン110番(24)山本譲二ファンの部長に悩む私

<相談内容>
32歳のサラリーマン。
私の上司の部長は,名詞の肩書きの隣に「みちのく一人旅」と刷り込んでいるほどの大の山本譲二ファンです。
そんな部長のご機嫌が非常に悪くて部下一同,大変困っています。もちろん理由は年末の紅白歌合戦での2年連続落選。「譲二を落とすとは何事や!何がDJ OZMAじゃ!」とご立腹で,怖くて近づけません。
何とか部長のご機嫌を良くすることはできないでしょうか。


<回答>
譲二と入れ替わるように,北島ファミリーの「北山たけし」が昨年から2年連続で出場していることからほぼ明らかですが,これは紅白における「北島枠」を誰に割り当てるか,という北島三郎の判断の問題でしょう。かつての渡辺恒雄氏の発言ではありませんが「北島ファミリー内の人事異動」のようなものだと思われます。
北島音楽事務所の中の空気は結構ピリピリしているのではないかと想像します。近年ヒットに恵まれないとはいえ北島事務所におけるNo.2の座を長年維持してきた譲二,急速に頭角を現しつつあるたけしとの間で,事務所の職員は「どちらに付くか」の踏み絵を踏まされているのではないでしょうか(推測ですが)。
この構図,なんとなく,岐阜における「聖子とゆかり」問題に似ているような気がします。譲二とたけしにコスタリカ方式を適用するよう北島事務所に貴方から直談判して,来年の出場を確約させるくらいしか,部長をなだめる方法は無いように思います。大変でしょうが頑張ってください。
ちなみに,北島音楽事務所では現在,「マネージャー募集」をしています(先程の推測と関係があるかどうかはわかりませんが)。「オヤジと同じ釜の飯を食わないか」という誘い文句も結構強烈ですが,「もうこれ以上,部長の下では働けない」と限界を感じているのならば,応募してみるのも手だと思います。なお,「左ハンドルの運転できる人歓迎」という条件が付いていますのでお気をつけください。