長すぎる保険会社名に「喝」―自見大臣が妙案


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


合併等により,会社名が長くなったり分かりづらくなったりする傾向のある保険会社の社名に,自見大臣が思わぬ形で「喝」を入れた。


20日金融庁は生保会社の合併の認可を発表した。
認可されたのは2組で,「三井住友海上きらめき生命」「あいおい生命」の合併により誕生する「三井住友海上あいおい生命」と,「損保ジャパンひまわり生命」「日本興亜生命」の合併により誕生する「NKSJひまわり生命」。


定例記者会見でこれについて感想を問われた自見大臣は,「名前が長すぎたり,やたらアルファベットが並んだりして分かりづらい」と率直な感想を吐露。
「先日,IFRS(国際会計基準)の日本への導入の再検討について,政治主導で決断させていただいたが,保険会社の社名についても政治主導で決めるべきかどうか,これから考えたい」と発言,事務方を茫然とさせた。


会見後,事務方に「社名は民間が決めることで政治や行政が介入するのはいかがなものか」と諌められた自見大臣だが,「君達は消費者,国民の目線を全く理解していない」と全否定。「私が素晴らしい社名を考えてくる」と言い放ち,金融庁を後にした。


22日,金融庁に姿を見せた自見大臣は事務方に早速,「CMで起用しているタレントの名前を社名に入れるのが分かりやすいだろう。これこそ,国民目線というものだ」と自慢げに説明し,具体例として,女優の宮崎あおいさんを起用しているアフラックアメリカンファミリー生命)について,「宮崎あおい生命」という名前に変更するべし,という「政治の意思」を伝えた。

やむなく,事務方はアフラックに大臣の意向を伝えたが,アフラックからは「あいおい生命と間違えられる」「読み方によっては『宮崎あおい生命(いのち)』となり,宮崎さんの熱烈なファンみたいになってしまう」として否定的な回答が返された。


政治主導を唱える大臣と,至極当然の主張を行う保険会社の板挟みとなり,金融庁の苦悩はしばらく続きそうだ。