スーパーコンピュータ業界に異色の殴りこみ−ランキングに波紋

注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


20日に発表された2013年上期の「スーパーコンピュータ性能ランキング」で,245位に食い込んだ異色の「コンピュータ」が世界に衝撃を与えている。

今回のランキングでは,日本の「京(けい)」は前回と変わらず3位だった。一方,初登場で245位に顔を出したのが,広島県福山市の「森山そろばん教室」だ。

同教室は,日本でも最もレベルが高い珠算塾として知られているが,森山彰代表が「珠算力でどこまでコンピュータの演算速度に対抗できるか」という挑戦プランを生徒に示したところ,トップクラスの実力を持つ小中学生20名が参加を希望。
1時間でどれだけの量の計算が出来るか試験を行い,その結果を,スパコンランキングを作成している「TOP500プロジェクト」に送付したところ,245位に相当する能力があると認定され,ランキング入りを果たしたもの。

日本トップの「京」と比べると,その処理能力は100分の1にも及ばない。
しかし,「市販のそろばんを使ってこの成績なので,超高速演算に特化した特注そろばんを製作し,さらに全国から優秀な人員を集めれば,スパコン界のトップに躍り出るのも夢ではない」と語るのは,「100ます計算」などでおなじみの陰山英男立命館大学教授だ。
「世界的に強く懸念されているサイバーテロとは無縁だという点でも,スパコン業界における独自の地位を築けるのではないか」と,日本における珠算・暗算業界の総力を結集して,まずは2014年ランキングでトップ10入りを目指すべく,日本中から要員1000名を集める活動に着手した模様だ。


こうした動きに対し,「人海戦術で計算するというのは,大昔のピラミッド建設を想起させる」と欧米のコンピュータ業界は冷笑,静観するスタンスだ。
しかし,数学に強いという国際的な定評のあるインドでは,今回の森山そろばん教室の躍進に刺激を受けて,日本の10倍以上の人口を生かして「100,000人暗算プロジェクト」を立上げ,現在のスパコントップであるTITANの100倍の処理能力を有する「人間コンピュータ」構築に挑戦する構想が検討されているという。

スパコン戦国時代の勢力図がどのように塗り替えられるのか,注目が必要だ。