今度は「クールビズ廃止」−東京五輪組織委がまた暴論提起


注意:この記事には,現時点において事実ではない情報が大量に含まれています。記事中に登場する法人名・個人名等は実在のものとは一切関係がありません。その点をご理解のうえお読みくださるようお願いいたします。


2020年東京五輪の酷暑対策で、「サマータイム」導入という奇手を持ち出した五輪組織委員会(会長:森喜朗元首相)が、懲りずに新たな暴論を持ち出し、関係省庁の間で困惑が広がっている。
これは26日の定例会見で、森会長が私見と断りつつも、「そもそもクールビズという仕組みが今後も必要なのか、そろそろ検討した方がいいのではないか」と」とコメントしたものだ。

クールビズは、地球温暖化対策の一環として、消費エネルギー削減を推進する観点から、平成17年にスタートした夏季軽装・室温設定引上げを中心とする取組みだ。環境省が推奨する適用期間は当初6月〜9月でスタート、その後5月〜10月に拡大し、一昨年からは5月〜9月とされている。

気温の上昇が続く昨今、むしろ「クールビズ適用期間を延長すべきでは」という意見も出ている中での森会長のコメントは、関係者に強い違和感を残した。そのため、委員会事務局が森会長に対して、発言の真意を確認したところ、会長は次のように述べたという。
クールビズなんて制度は、五輪で東京に来る外国の皆さんに『東京はすごく暑いですよ』と告白しているようなものだろう。その期間を延ばすなんて言うのはとんでもない話だ。むしろきっぱりとクールビズを止めることで、『東京はそんなに暑くないですよ』とアピールできるんじゃないか」

さすがに呆然とした事務局だったが、会長はさらに「海外では日本の文化や生活がカッコいいと評価されているんだろう。昔から日本では『心頭滅却すれば火もまた涼し』というじゃないか。これもまた日本文化だと思って外国の皆さんに体験してもらえばいい」と述べ、必死で抵抗する事務局に対して「要は気の持ちようだ、違うのか」と一喝したという。

委員会から話を持ち込まれた首相官邸も、さすがに困惑した様子で、会長の顔を立てるために、環境省に対して「クールビズの効果をわかりやすく検証して公表するように」との指示を出したようだ。


森会長はこうした周囲の空気を既に嗅ぎ取ったのか、「クールビズ廃止がダメなら、次はメイン競技会場を、全国の冷房の効いたドーム球場に変更することだな」と周囲に漏らし始めている模様だ。
関係者によれば「マラソンも、冷房の効いた室内の400mトラックを100周走る形にすれば、誰も文句は言わんだろう」と上機嫌に語っているという。


最終的には「東京で2020年に五輪が開催されるというのは、マスコミが勝手に流したフェイク・ニュースではないのか」と言い出しかねない森会長の今後の動向から、当分目が離せない。